日向徹という人物像。

 まず単純に「岳」から小栗旬君に興味あることからこの月9のドラマを観ている。一般的に月9だからトレンド色が強いことやひねりのある設定やキャストの工夫もこの枠の特長ではあるが、それにしても小栗旬君がどんな役柄をするのかを観てみたかった。月9のドラマを毎週観ているということはかなり久しいことですが、なかなか、ありと言えばありである。「ベンチャー企業」のテイであることが何かと興味の中心のように描かれてはいるが、物語の核は実はそこにはないような気がしている。現段階で第4話が終わっているがまだまだ変幻自在な展開はするだろうし、日向徹という人物像を中心にいろいろな人間模様が展開してくだろう。さらに、この話、一体どこに向かうのだろうか・・・という感じ、とても、優れた脚本家の方が携わっているクリエティビティーのようです。その物語観を理解して演じている小栗君はさすが旬な俳優さんである。

 さて、ドラマのキーになる場面場面で展開される日向徹の世界観であったりビジネスに対する洞察や判断力。人間関係のそれについてもなかなか極みなキャラクターを完璧に演じている。監督の世界観が製作の現場としっくりきているように見受けられるがそれでもそれにしてもネクストイノベーションとはかなりのひねり出しである。このまま期待を最後の最後まで引っ張っていって欲しい。他に特筆するドラマが他の日に少ないだけに今回の月9はなかなか素敵ですね。

 「今までに見たことのないインターフェイス」というフレーズが第4話では飛び交っていたが、さてさて、この「今までに見たことのない・・・」というフレーズの使い方はいかなものか?このフレーズを有効に機能させるためにはいろいろな大前提を間違えてはいけない。旧態以前の価値感とのぶつかり方や現代に潜む多様な市場観や人物像がしっくりきていない舞台でこの言葉は有効には機能しない。紙一重で野暮なフレーズになる場合が多いにも関わらず、しっかり、日向徹のセリフとして「今までに見たことのない・・・」を成立させているこのテレビドラマはとてもいい感じである。

 さてこのままこのテイで進みつつ、どこで盛り上げてどこで落とすのか?いやいや、あと7話が楽しみである。