報酬1億円!?

 ヤフーが技術者を対象に新しい処遇制度を導入したらしい。専門性に優れ技術伝承の役割を担う人材を「黒帯」と認定する資格制度のほか、最高経営責任者(CEO)並みの年収1億円超もありうる報酬制度を導入する。ソーシャルゲームの台頭などで新事業開発を担う人材獲得競争が激しくなるか、処遇を手厚くし、有能な技術者の確保をはかるのだそうだ。社内の2000人の技術者に向けて「黒帯」と呼ぶ資格制度を新設。メールシステムやネットワークなど分野ごとに専門性に優れた4人を認定した。一時金として一人あたり50万円を支給。1年の任期制で3ヶ月毎に選抜する。「黒帯」の保有者には技術の伝承や人材育成で指導的な役割を果たしてもらうとのこと。さらに、「プロフェッショナル職」という専門職を設け、従来は職務経験が長くなると管理職になるしかなかったが、技術者らに専門職コースを提供し、能力と成果に応じた待遇を充実させる方向らしい。報酬面では基本給や一時金を従来よりも個人の能力や成果、業績に密接に連動させる。「社長を上回る1億円超の報酬もありうる」というヤフーの社長のコメント。

 いやいや、それほトップクラスの技術と経験値を持っているIT人材は価値があるということなのだろう。しかし、年功序列だった組織の仕組みが若年・熟年に限らず実力で報酬や待遇が決まる会社組織になってきているのですね。実力のある人材はあのヤフーでさえ、社長の存在価値を貨幣価値で超えてしまうのですね。いやはや、IT技術と経験値は現代の錬金術のようです。「黒帯」を目指すという組織の目標も明確になるわけだから、モチベーションも明確。国内にとどまらず海外に優秀なブレインが流出してもIT技術なら報酬と待遇で繋ぎとめることができるという仕組み。正にIT時代なのだなぁと痛感してしまいます。