大企業は20代でやめなさい!

 「東大卒業後、三井不動産を30歳で飛び出し、不動産業界に新たなビジネスモデルを確立した起業家が語る、自分の能力で稼ぐ力の身に付け方「大企業は20代でやめなさい」大企業からベンチャーへの逆ステップアップ論 君は安易に進むべき道を決めていないか?大企業にいることが最高のキャリアプランではない。名刺(肩書き)がなくても仕事ができる自身はありますか? このまま大企業に残りたい場合 誰がやっても同じ成果が出るような仕組みになっている プロジェクトの規模は大きいが、任せられる仕事の幅は狭い 対外的な仕事では自分の力が1割、名刺の力が9割 出世で重要なのは、仕事の成果よりも社内営業 実際にマネジメント経験を積めるのは限られた人だけ 一方、20代でベンチャー企業に転職した場合 自分のアイディアからビジネスが生まれ、その成果を実感できる 規模は小さいが業務の幅が広く、その分だけ力が身に付く 自分の力で組織をつくり、人を動かし、自己存在感が得られる 会社の仕組みづくりから参加でき、経営者としての視点も獲得できる 20代からマネジメント経験が積め、自身の市場価値も向上する」という大谷義武著の書籍がある。

 まぁ、「大企業」などとは無縁の私は上記のキーフレーズは全て大前提である。ただ、ベンチャー企業である必要もないし、「20代で大企業をやめなさい!」なら「独立しないさい!」ぐらいでちょうどいいとは思うが、ここはこの書籍の編集者が企画段階で保険を捻じ込んだのだろう。ま、そんなことはどうでもいいことであり、「自分の力が1割、名刺の力が9割」というのは悲しい。ただ、現代、そうそう名刺の力で仕事が回る時代でもないのだから、そこが目減りしたらたまったものじゃない。

 さて、「やめなさい!」ということはチュートリアル通りにこの書籍のターゲットは大企業にまずは入社できている状態が大前提。で、そこでポテンシャルはあるのだから、名刺で金看板の下で仕事をするよりも、自分の本当の達成感やリアルで社会と対峙してくださいというメッセージだろう。この著者がいかほどか不明だが、新しいビジネスモデル、新しいビジネスモデルと魔法の術式のように唱えても、決して、「新しい」にはならないということも第一歩の敷石の下にしのばせておく必要がある。ここの幻想を無意味に覚醒し過ぎると、覚醒し過ぎた触手が自分の首に巻きつくので。結局、迷っている人や停滞気味、失速気味の人達って、自分で自分の首を絞めていることが多いんじゃないかな。特に精神的に・・・とか仕事が辛くて・・・というつぶやきを正論化したい弱い・・・というか、モノゴトを曲解している人は、ここが緩い。非常に緩い。いくらチタニウムのボルトとナットで組み上げようとしてもそれが緩んでいたら、マジンガーZは絶対に動かないし戦えない。

 で、大企業にも高学歴にも高バックアップもない私はどう考えるか。恐らくこの書籍のこの著者とは根本の部分で気が合わないだろう。まぁ、どこかでこの著者とFACE TO FACEに意見交換する場はないだろうから、気楽にバッサリできるのですが、恐らく、この書籍自体がこの著者にとってのプロモートツールであるはずだから、たてまえは「共有」したいだろうが、ほんねは「得ありき」のはず。そこを黙殺してこの著者の文脈を掘る判断はしない。この人はこの人、私は私。「羨望」「嫉妬」は大罪!?だから、こうしてブログにして記録するが記憶することはしない。