このデッサンは上手い!

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 いろいろネットで調べ物&リサーチをしていてふと発見した「鉛筆デッサン画」。学生の頃は鉛筆デッサン=課題みたいなニュアンスだったので、あまり、好きなタイプの描画手段ではなかったが、いろいろな画材を使って絵を描く上でやはり、「鉛筆」はテッパンだと40歳を過ぎた頃から感じるようになった。別段、基本に還るみたいなテイの年齢でもないのだが、鉛筆と紙の関係が他の画材よりもしっくりくるような感覚。絵の技術を会得する手法として、水彩画でもアクリルでも油でもテンペラでも木炭でもなく、やはり、鉛筆という画材が一番技術を習得する上で適正な手法なんだと。学生の頃にある程度、デッサンはやりまくったので、社会に出てからしばらくは「鉛筆」という画材に注視することはなかった。シャープペンシルやマーカーなどもっとプロの臭いがする画材を仕事で使うことに浮かれていたのだろう。でも、鉛筆はやはり基本なんだと思います。デッサンが上手いから絵が上手いではないのですが、やはり、上手い強いいい絵を描くための三大要素の一つである画材を使いこなす技術を習得するには「鉛筆」に始まり「鉛筆」に終わるのかな・・・と思います。偉大な画家でも、人生の後半でタブローの原画が美術館の展覧会の後半に展示してあると、この画家も凄まじい大作の数々を描いた人生の後半で、シンプルなタブローも描き残したんだと思うと、画家の一生の凹凸が感じることができ感傷的になる。

 ちょっときなりのキメの細かい水彩用紙にFから2Bぐらいの鉛筆で描く絵はなんとなく心が落ち着く。硬いデッサン、強いデッサン、優しいデッサン、緻密なデッサン、デッサンも十人十色でいいのですが、その中でも、心地いデッサンを見ると心から上手いなぁ~と心が痺れます。うん、これは上手い。