生まれる雇用消える職か・・・。

 このような記事はぞっとします。「ミャンマーのヤンゴン近郊、朝8時、NTTデータのソフト開発拠点で日本語の朝礼が始まる。12月の開業に向けて、研修を続ける現地の若者の目は真剣だ。大卒初任給は月100~200ドル程度。社員は5年で500人に増える。都内の主婦30歳はパソコンで内職に励む。家事と犬の世話の合間に。文章をインターネット用テキストに書き換え、1本4,000円。彼女に仕事をつなぐクラウドサービスの登録者は創業1年で8,000人。グローバル化とネットの進化は雇用の在り方を大きく変えた。ミャンマーと日本の2つの例は、企業が高いスキルや低賃金の人材をどこからでも調達できるようになったことを示す。オフシェアリング(海外への開発委託)を進めるNTTデータはインドに1万人、中国に3千人の技術者を抱え、来月にも3万人の国内従業員を海外が逆転する。次はバングラディッシュだとのこと。グローバル開発推進担当は常にコストの安い「頭脳」を求め続ける。今後の世界は2種類の労働者しかいなくなる。クリエイターとサーバー(奉仕者)だ。米コラムニストは自分の著書でこう語っている。ネットとグローバル化は労働の価値を世界的にフラットにし、新興国や非雇用者層にも雇用を生む。その結果、一握りの雇用の創始者とそれを支える大多数の奉仕者に働き手を区分けするという。さらに、日本IBMはビックデータを解析して経済指標を予測するシステムを開発した。約30万件の経済関連ニュースから、「生産」「雇用」などのキーワードを抽出して分析。製造業の景況予測ではプロのエコノミストの予測とほぼ同等の結果が出ている。ネット上のデータを用い、アナリストなどの仕事をコンピューターがこなそうとしている。クラウド上のサーバーは知識層とされた職をも奪う。破壊的イノベーションは職を生み、効率的イノベーションは職を奪う。雇用を生んだクリエイターの筆頭はアップルのジョブス。関連産業の雇用創出効果は生産拠点の中国を含めると世界で100万人を超す。では、日本ではどうか。過去10年間、企業買収も含め従業員数を最も増やした企業の一つはソフトバンク。連結従業員は5倍となり、創業以来、一人も解雇していなとのこと。サーバー(奉仕者)と、サーバー(コンピューター)。ネット革命は二つのサーバーを急速に増やしている。あなたの仕事は代替可能ですか?」と締めくくっている。

 なるほどなるほど、想定以上に経済の仕組みがシフトしているということ。「あなたの仕事は代替可能ですか?」と聞かれると、さて、どう心は返答すればいい?クリエイター的思考について25年の試行錯誤は確かにあるが、自分自身がサーバーを活用することだけにその思考をフォーカスしたいとは考えていないので、ソフトバンクがなんぼのものか知らないが、例えサーバー抜きに仕事ができない状態になったとしても、五感がある以上、人は人で有り続ければいいと思う。ネットに錬金術を求めても仕組みを創った側への流れを変えることは難しい。クリエイターだからという自負が理由で自爆は避けたいし、そもそもクリエイターを横文字のそれに置き換えている段階で、クリエイターではない。この記事を書いたライターが定義するクリエイターがどんなポテンシャルを指しているか見えないが、結局、言語で繋がっているグローバル化では、国境は超えられても、時間の壁は越えられないだろう。