弱くても勝てます!?

 「弱くても勝てます」と、なんとも魅力的な書籍のタイトルである。いいところを突いているくるというか、痒くないところが痒くなるとでも言うか。「弱者は、勝者のセオリーを真似てはいけない!」とある。ビジネスの現場でも学校の現場でも話題沸騰となっているが、なかなかの紹介文である。「バントもサインもなし。」「接戦で勝ってはいけない、大量得点が俺たちの目指している試合だ!」「1番から打てそうな選手を並べる。」「グランドでやるのは練習ではなく「実践」と「研究」だ!」「追いかけながら捕るゴロは、ウチでは「例外」として捕らない。」「打つのは球じゃない。物体なんだ。」「打ち勝てばいいから、多少のエラーには動揺しない。」「守備は案外、巧拙に差がない。」などなど。なかなかのものである。

 で、この書籍に対する声が「強者と戦う際に重要なことは「何を捨てるか」だ。」とかっていう評論が心に響いた。ただ、「弱い」と「強い」の関係についてはあまり興味がないので・・・といいつつ、勝負にはとことんまでこだわるからタチが悪い。このような天の邪鬼には意外とこの書籍は一周回って面白いかもしれないかなと思っています。とにかく、「セオリー」と「バンド」と「サイン」まみれの野球をしてきたので、若いころこのような勝負感を養っていたら・・・と思うと悔しい。が、結果、「悔しい」が今の血になり肉になりということでプラマイ0になっていればいい。逆に「悔しい」をエネルギーに変換できる発電所を体内に持っておくと、落ち込めば落ち込むほど、打たれれば打たれるほど、発電力が増すというシステムが会得できる。「落ち込む!?」「鬱!?」「メンタル!?」「セルフコントール!?」なんじゃそりゃ!という人間になれば、もう、弱くても強くてもなんて関係ない。