冬の風景。

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 空の青、雪の白、モノクロの風景。冬の景色のコントラストは美しい。複雑な色彩に溢れる構図よりも、単純な色彩と構図に心は動く。それは冬だからなのかその場の気持ちからなのか、何かを美しいと感じることに理由は要らないと純粋に思える景色がいい。心と呼応している感覚に本来理由は要らないはずなのに便宜上の理由に純度の低い先入観に迷わされているとこの景色が見えなくなる。気持ちはこの川のように常に流れ続けているものだから、その時とその時の気持ちを俯瞰で捉える心を失わなければ、いつでもこのシーンに出会えると思う。日々の雑念に心を奪われ、焦り憤り疲労していると視力が淀むのだろう。曇りなき眼で・・・とアシタカが言っていたが、昨今、この現代ではそれがなかなか難しい。迷わされることが多いからか、本能が浮世の万象に機能低下しているのか。それを自由にコントロールできるようになれば、自然と見える力が蘇生されるはず。そんなことを考えてしまう福井和泉村周辺の原風景でした。