フロー状態とは?

 茂木先生はフロー状態につていこうつぶやいている。

フロー(1)よく、緊張していることを集中と勘違いしがちだが、そうではない。理想的な状態とは、集中していると同時にリラックスしているチクセントミハイの言う「フロー」状態である。

フロー(2)ボルト選手が、100メートル9秒58の驚異的な世界新記録を出した時の走りを見ていると、笑って楽しみながら走っているように見える。このように、集中しているがリラックスしている時に、人は最高のパフォーマンスを発揮する。

フロー(3)スピードスケートの清水宏保選手によると、世界新記録が出る時には、主観的にはむしろ「流している」感覚がするほどリラックスしているのだという。実際に世界新記録を出したトップアスリートによる、貴重な証言である。

フロー(4)フロー状態において、人は、最高のパフォーマンスを出しつつ、その時間の流れを深く楽しむことができる。理想のあり方として、そのような至福があることを知ることで、自分の努力の黄金律とすることができる。

フロー(5)フロー状態になるためには、課題のレベルと、自分のスキルのレベルが高いところで一致していなければならない。スキルが及ばなければ、緊張しがちになる。課題が低いと退屈する。課題とスキルの高レベル共鳴がフローを生み出すのである。

フロー(6)新しい課題に取り組んでいる時は、スキルが低いから、どうしてもつまづいたり緊張する。そのような、「山登り」の苦しい時間帯をくぐり抜けると、ある時、ぱっと「フロー」の平原が開ける。いつかは「フロー」に入ることを楽しみに、地道に研鑽を積まねばならない。.

フロー(7)英語などの外国語習得においても、最終的に目標とすべきは「フロー」状態である。途中の過程においては、苦しくぎこちない。しかし、スキルを上げるに従って、次第に英語を使うことが「蜜の味」になるフロー状態が近づいてくる。

フロー(8)フロー状態をつかむと、最高度のパフォーマンスで仕事をするということと、人生を楽しむクオリティ・オブ・ライフの命題が、自然に一致する。仕事をしつつ、それが人生の愉楽になる境地に達することができるのだ。

フロー(9)課題とスキルを高いところで一致させるためには、常に「もっと上」を目指す向上心がなければならない。トップ・アスリートがフローを経験できるのも、絶えざる克己心があるからだ。

フロー(10)日本人初のオリンピック金メダリストとなった三段跳びの織田幹雄さんは、「身体を躍動させること」自体が喜びであると語っていた。ここにもまた、フロー状態を知る一人のトップ・アスリートがいる。

フロー(11)課題とスキルが高いレベルで一致し、集中しているけれどもリラックスしている。最高のパフォーマンスを達成しながら、蜜の味の時間が流れる。日々の営みの中で、そんなフロー状態を経験できることを目指し、楽しみとして目の前の努力をしよう。

 これは、先日、茂木先生がいいともに登場されたときに語っておられた内容なので、どうしても、抜粋して整理しておきたかったことです。

 これらのことについて言及すれば、いわゆる「モードに入る」とか「スイッチが入った状態」のような状態だろと拝聴していたが、ちょっと細かいところが違った。単純に集中力のありなしではなく、スキルと課題が一致するという部分が次元の違いを感じた。「スキルアップ」というテーマの書籍はあまり興味がないので、買わないし、そもそもスキルって何かヒントを得たからとか外因的にコツを情報として受け取ってもそれが活性化することはないような気がしているからだ。サインが見えている人というのは、それが結果であっても確実に原因というか要因を持っているから。しかし、その要因が何か小さな結果の積み重ねで会得できるのか、後天的な要因なのかは分からない。これらの条件が揃ってからの「フロー状態」だろうから、そこは当然自発であるべきかなと。

 そして「課題」とは何か?言ってしまえば「生きていること」が課題であり、人類が存在していることが「課題」だとも捉える事ができるし、今日何を食べようとか、この仕事をどのように取り組もうかとしていることも「課題」である。あるイレストレーターが「小さい日々の二択をしっかりと判断することで今がある。そして、これからもこの二択は続く。」と言っている。この言葉は重く深い。そう!まさに、意識・無意識に関係なく小さい二択の積み重ねが「今」であり、これからやってくる出会うであろう「why?」に対して、適正に二択に対して答を出せるか出せないか。それがつまり「スキル」になるのだろうと思います。