ゴッホとピカソ。

 「お金の正体を知れば、僕たちはもっと自由に生きられる。」というテーマの書籍がある。

 「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」というなんとも面白いアプローチ。これから幸せに生き抜くための新・資本論だそうである。まぁ、ゴッホとピカソと言われて注視しないわけにはいかないし、それ相当のゴッホとピカソに対する知識はあるから、比例して興味が湧いている。が、金のお話をするのに、押し並べてゴッホとピカソを引用してきたことに対する遺憾さは否めない。なんでもっと、安易でインパクト優先のタイトルにしなかったのか?と。なぜ、そんな、わざわざ、金のお話をする「新・資本論」なのに、ゴッホなのか?ピカソなのか?と。明らにその時代と今の時代は交錯していないし、しかも、円でもないし、お互いに画家だったことと、お金のお話がどう相関するのか?絵画に対する価値感みたいなモノを現代の資本主義の貨幣価値と相関させて何か新しい法則でも発見できたのか?それなりの仮説に仮説を重ねて何かこの著者は創出できたのか?と、いろいろこの情報だけで頭を膨らませてみたが、結局、最後のオチの部分で「人は、経験を通して世界を創造する。お金は、その創造の一要素でしかない。」ってこと。あれ、ゴッホとピカソを代用したのはただただ「創造つながり」だけ?

 「ゴッホとピカソ」のこんな利便性があったとは・・・。