自動制御装置と加速装置。

 デザインの仕事にはいろいろな意味で「自動制御装置」と「加速装置」が作用している。これをコントロールできればデザインの仕事の「苦しさ」と「楽しさ」をコントロールできる・・・と言いたいが、まだまだ、その域には達していません。この歳(49歳)になっても現在進行形なところがなんとも歯がゆい。が、この歯がゆさがなくったら終わる。何が終わるのか?それを今整理しています。

 時代と共にいろいろな仕事が浮き沈みしながら、創出され消失し、退化し進化する。その天真爛漫な怪物をどうしたら飼いならせるのかが永遠のテーマ。そいつはかなりのモンスターだから時に自分自身をちっぽけに感じさせたり、時に鉄雄のごとく月を破壊しようとする。ざるで微生物を掬い取るような作業もあれば、ライフルでジャングルの中の獣のこめかみにフォーカスするような作業もある。永遠のテーマだから、その鍵を手に入れればパンドラの箱は開くのか?

 教育や文化や慣習は自動制御装置をより強固にし先入観や固定観念の強度を上げようと作用する。流動的にカタチを変えたい時、そのリミッターを一瞬でリセットできるか否か。00ナンバーのリーダー、ジョーが加速装置を起動するように、その一瞬をマッハ3で好転させることができるのか?

 言わば、気功で人が吹き飛ぶような絵空事でさえ、イメージの世界ではアリなんだから、仮想空間を数式化しているプログラムでは決して想定できないRPGが実は一番楽しい。

 009でさえ、過去へ戻ることはできないのが絶対のルール。