マルクス・マルサス・ダーウィン。

 この3名にフォーカスしなければならない時代だとロイドは言いたいのだろう。そして、次の新しい原理や倫理が生まれる時、それはこの3つをベースに構築されるべきなんだろう。途方もないモンスターが現代でもどこかで火を吹き続けているとしたら、その業火に焼かれるのは誰だろう。

 人間は1日6万種類のことを考えているらしい。その中で新しいことは多くて3,000件。ほとんどの人が昨日と同じ6万種類のことを考えて過ごしているらしい。このシステムはある意味素晴らしい生物としてのシステムだが、ある意味「変わらない・変えない」という信号を素直に筋肉と骨格と神経系が実行している生物だと言える。4分間、「右手よ伸びろ」と念じると数ミリ右手は伸びるらしい。精神と身体の不思議な関係を持てあましている我々は複製と代謝、創造と破壊の中で、人間性というリミッターに一喜一憂して過ごしているということか。

 なるほどなるほど、確かに蔓延るはずだ。