人間的魅力のつくり方。

 「魅力があれば他に何もいらない。魅力がなければ何があっても意味がない。」

 ここまで言い切れるこの書籍の著者は素敵だ。さらに、「人間的魅力」をテーマに書籍にしてしまうのだから、誠実で研究熱心で貪欲な人なんだろう。そういう人なんだろうと感じてしまいます。魅力があれば他に何もいらないと言い切る人が目の前にいたとする。その人は何のことを人間的魅力としているのか?という興味が湧く。これがジャブなんだろうし、書籍を手にしてレジまで持って行くにはもう少し理由や動機が必要になってくると思いますが、それでも、何かと反照して「自分は魅力的でない人間だ。」という判断をしてコンプレックスを持っている人(持っていない人などいないだろうが・・・)はこのタイトルに期待してその期待値から¥1,000を支払うのだろう。自分に足らないものを補えたら・・・と。

 で、書籍を買って読むと「なるほど」「確かに」「おっしゃる通り」があった場合この書籍は価値がある。しかし、「¥1,000の書籍にしては内容が軽いなぁ~」とかなってしまったら、なかなか絶対的に「人間的魅力」についてはどうでもよくなり、勝手な期待値と自分の消化加減・理解レベルと相関させて「そして、次へ続く・・・」になるのだろう。

 ひとつの言葉をどう解釈しているか?捉え方を限られたページに規定するということは、時間を切り取るような感覚であり、デザインの仕事と似ている。ミイラ捕りがミイラになることはどうしても回避したい。

 人間的か・・・、凄いテーマです。改めて。