だから、WEBデレクターはやめられない。

 という切り口がある。このフレーズはWEBデレクターという仕事は世間一般的にまだまだ浸透していないが、インターネット全盛時代にWEBサイトの企画や構想という仕事からデザイン制作・コーディング・プログラムの連動・各種デバイスへの同期・更新企画戦略の立案などなど総合的な知識と知恵とスキルとコミュニケーション能力などを駆使してキリモリするこのWEBデレクターという仕事はやりがいがあり、稼ぎの点も魅力があるということを表現している。

 デザインの仕事とWEBデレクターの仕事の関係性は前者の中に後者が含まれる関係性だと私は捉えていますが、デザインの仕事となるとその守備範囲は広く、現代のビジネスモデルの主軸のひとつでもあるインターネットコンンテンツ制作運営の仕事(デレクション)というのはまだデザイン一般の仕事の中の部分的な存在なのだろう。デザインの仕事におけるWEBデレクターの存在についても明確なルールは存在しないだろうから、これから・・・という分野の仕事に入るように捉えています。しかし、これから・・・という仕事がどの段階で主軸になり、一時代を築くかという境界線は明確にはないのだから、あまり、世間一般の兆候や傾向を過剰に意識して自分自身のポテンシャルを見誤らないようにしたい。したいが、躊躇もしたくないし、できうることなら、一歩でも二歩でも先行したい気持ちは強い。情報の流れからどこのポイントが「一歩先の先行」なのかを見極めることは難しいが、確実に時代は止まっていないし、世間の大きな流れも乗り遅れた人をケアしてはくれないことは疑いようのないリアル。全て自己責任において乗るのか反るのかを判断していかねばならない。意識の中での迷いが無意識の中では結論だったり、不自然な思考の中にナチュラルなルートが見えている場合が多い。「××××はやめられない」という仕事に出会うことは幸福なことだが、原因や背景があり結果、というか現在進行形の今があるわけだから、「やめられなない」の裏にある「いつでもやめられる」と仲良くすれば、乗るか反るかのジャッジも適正なタイミングが見えるだろう。

 真実は磨けば輝くダイヤモンドではない。結合と分裂を繰り返し常に変化し続ける有機体のような存在。どの鉱脈をどのタイミングで掘り起こすのか、変化し続ける化学変化をどこで抑制するのか、研磨し続けて価値を創出させるのか研磨し過ぎてただの粉じんに変えるのか、このさじ加減が難しい。真実は生き物だ。ここを押さえることができれば、どんな仕事も「~やめられない」ってぐらい楽しいはず。

 だから、デザインの仕事はやめられない。