仕事のカン。

 ある雑誌が「上位3%の人だけが知っている 仕事のカンの磨き方」という特集をしていた。その道のプロの記事を中心に成功事例・成功体験の紹介だろう。「仕事のカンがいい人と悪い人」の比較や、プロスポーツに置けるチームの絆のつくり方という視点でインタビュー式の原稿が特集として展開されているのだろう。

 仕事のカンと言えば、スキルを指すのか、ノウハウを指すのか、キャリアを指すのか、メンタル術を指すのか、もしくは、ネームバリューを指すのか?

 例えば、集客イベントを開催する時、その主体となる面子がプロでない人達の集まりである場合、恐らく存在するのは一定額の予算と熱意だけだ。しかし、過去に成立したことだけを時系列に捉え、狭い視野でその感触を達成感だと誤認してしまえば、予算のある限り、イベントは開催されて、「集客」が成立したかのような構図になる。しかし、人を集めることだけが目的ならいいが本質は活性化とブランド化。日本中どこでも発生しているこのダブルバインドを活性化するにはどんな「カン」が必要なのだろう。

 「仕事のカンの磨き方」というこの雑誌の特集記事と、飽和しているこの活性化への葛藤・挑戦は、どこかで繋がっているように感じた。来る2020年に向けて考えなければいけないことはいろいろある。