見える化から言える化か・・・。

 情報化時代だからというわけではないのでしょうが、時代の流れは「見える化」からどうやら「言える化」時代に移行しているようです。例えば会社組織の中で、社長になんにも言えない人はストレスでつぶれるか職場を離れるという状態を「言える化」することで、不平とか不満ではなく、仕事の本質の部分でしっかり無理ムラ無駄を省き効率的で現実的な成果を追求してくださいというメッセージだろう。逆に社長は社長で大義名分や大きなビジョンはあるが現実的な社員の気持ちを理解せず自分のやりたいことをやりたいようにやっていても成果にはつながらない。古き良き時代のノウハウと精神論だけで現代は渡れないですよというメッセージが込められた「言える化」の導入だろう。スタッフは職を失いたくないから、言われるがまま。それを理解だ共感だ逞しさだとトップは勘違いして現実を黙認する。見えているのに見ていないトップならまだしも、見えないトップならお手上げ。「言える化」が成立するためには、必ず「聞ける化」も必要だから、トップがポンコツだと優秀な社員の「言える化」を受け止められないということなんだろう。アイスクリームの「ガリガリ君」の会社では「言える化」と「聞ける化」の空気を徹底して社員からのアイディアや販売促進手法をどんどん取り入れてヒットを飛ばしているらしい。同じようなこと、ジョブスもグーグルのCEOも言っていたなぁ~。

 日本人は見えていても表情に出ないし、思っていても言えないことが美徳だという空気が放射能のように蔓延しているから、書籍で訴えても根本的な変革は無理だろう。お茶を濁す程度でいつか「そんなこともあったなぁ~」と風化するのだろう。「言える人(考えている人)」って言う相手を選ぶからさらにポンコツが孤立する仕組み。裸の王様ゲームはどこでも起こりうる。