34mm

 1993年9月4日、岡山県の本コースで始めてラウンドしてから約20年。ようやく最近、スコアが90前後で安定してきた。一番大きな理由は体調が安定していることでメンタル面も安定したことだ。その背景には富士山登山の挑戦ため、毎日のスクワットやストレッチに取り組んでいることが、ゴルフのスコアの安定にも深く関連している。昨年はベストスコアも出たことで、自信にもなっているし、さらに目標設定を上げて毎日のトレーニングに精進している。

 私の仕事は50%が社外での打ち合わせや配達・納品で、50%がデスクワークである。朝から夜遅くまでが常なので、若い頃は無理が蓄積され体調が機能停止になるまで取り組んでいたが、年齢と共に体調管理もメンタル調節も余裕を意識するようになった。「仕事は100m走ではなくマラソンだ」という言葉が最近読んだ書籍に書かれていたが、妙に納得してしまった(リアルマラソンは嫌いなのだが)。しかし、毎日、体調管理やメンタル調整を過剰に意識し過ぎると、目標設定が低くなる。つまり、身の丈を越える無茶な挑戦ができない心と身体になってしまうのだ。無難なドングリの背比べレベルの目標設定ならしないほうがいい。日々、高いモチベーションやコンセントレーションを維持することも、長期的な目標設定を明確にすることも、双方に貪欲でありたい。そのための体調管理なのだ。

 さて、そんな体調管理に取り組み、体調が整い、結果、ゴルフのスコアが安定したのだが、勿論、健康管理だけでベストスコアが出るほどゴルフは簡単な競技ではない。フォームやギアへのこだわりや自分のスキルやフィジカルにマッチさせるための探究心を怠れば陳腐なスコアで終わる。私は常に仕事でも趣味でもベストスコアを狙うことが楽しい人なので、明確に自分のベストコンディションの条件を数値化することを心掛けている。ゴルフ競技においてスコアを安定させるためにはまず、ドライバーでのティーショットが安定する必要がある。これは、アベレージゴルファーでもプロでも同じである。スコアを作るのはアイアンやアプローチやパターだとは言うが、それはまずドライバーが安定してからのお話。目標設定として110を100にしたい人ならば、そこまでこだわる必要はないが、私はどうせ一度のゴルフ人生なのだから、最終的には「シングルハンデ(スコア81以下)」になりたいと真剣に考えているので、こんな試行錯誤しているというわけだ。

 ドライバーを安定させるための様々な注意点はあるものの、数値化できるところは常に同じ状態でアドレスに入りワッグルを始めたいので、必ずティーアップの高さを34mmになるように徹底している。この高さがなぜ自分のドライバーショットを安定させているかは説明することが難しいが、長年の探究の結果、私の場合、ティーアップの高さは34mmがベストなのである。

 日々のデザインの仕事でも、多くの数値化を心掛けている。思考や技術を安定させ、貪欲さや探究心を失わないための数値化だ。

 あと、目標まであと6打。「ゴルフの唯一の欠点は、面白すぎることだ。」という言葉をゴルフの雑誌やWEBページで目にすることが多いが、同感である。