2014年04月 アーカイブ

技術の継承

 その分野で屈指の知識と技術を持っている方の言葉のバリエーションとポテンシャル感は身体の芯が震える。非常に専門的で特殊なお話だったためにブログレベルで詳細をアウトプットする事ができないのが残念だが、屈指の知識と技術とはサーバに複製しない方が価値がある。というか文字や写真で紹介したところで、それをモニターで目視しているだけでは1%も伝わらないからだ。何故サーバを介して書き出すhtml言語にはディテールを込めることが難しいのか。何故、車を5時間も走らせて直接お会いしなければならないのか。その理由はその場所でそれを実感した人しか分からないのだ。決して出し惜しみしているわけでもないし、広く伝えるべきタイミングはいずれ想定しているが、その時までこの情報は出さないし出せない。1次元の情報を2次元に変換し、さらに3次元に再構築さたなら、それをアウトプットする適正は方法はインターネットではないのだろう。屈指の知識と技術とはそういう価値がある。
 断片的なお話ができるとしたら、「技術の継承」についての話だろう。景気が後退し沈滞し失業者があふれている現代。企業は人件費と開発費と広告費を抑えて収支を整え、自己の持久力をキープしている。この現実の構造の中で生まれた歪みや摩擦は、確実に技術の継承率を低下させている。伝えるために有効なツール(インターネット)を手に入れたのにもかかわらずだ。その理由は1次元と3次元の問題が構造的な要因だとしたら、感傷的な要因は継承を受けるべき人達が聞く耳を閉ざしているからだろう。仕組み的に学ぶ施設や機関やコンテンツはビジネスを活性化するために増殖しているが、その場所へ継承すべき水が流れるルートが何かの原因で断たれているのだ。その理由を経済や景気に限定したり、政治や社会構造の歪みだと責任を転嫁するこは頭で考えれば簡単・容易かもしれないが、本質はもっと高く深く、そして、目の前直下にあるような気がする。見ているのに見えない、聞こえているのに聞こえない、伝えているのに伝わらない本質(性分)にあるのだろう。すべてがクラウドの中にあるわけではないのだ。在るのはただの情報に過ぎないことをもっと真摯に受け止める必要があり、そういう次のステップに来ているのだろう。見ない聞かない言わない3匹の猿の美徳が捻じれているのだ。平準を重んじる人間の心に潤滑油が切れて「遊び」と「良い加減」が劣化しているのだろう。
 私には屈指の知識と技術がある。充分ではないだろうし、誰にも負けないレベルの知識と技術ではない。しかし、そのキャパシティー(埋蔵量)と優劣の軸は無視していい。ただ、「在る」か「無い」かが重要なのだから。

砂丘に飛ぶトンビ

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 初めて訪れた鳥取砂丘だが、特にコメントするような特筆に値する魅力はなかった。イメージが先行し過ぎるって諸刃である。ふと砂丘を下りながら見下ろすと低いところを砂丘の風をうまくつかんでトンビが飛んでいた。鳥の目には人間はどのように映っているのだろうとか考えながらイオスのシャッターを押した。長浜を午前3時に出発して鳥取砂丘に到着したのが午前8時すぎ。早朝の5時間は疲れました。

思考意識

 「只今、考え中!」という意識のオンとオフを制御するためのスイッチは身体(心)のどこにあるのだろう?有益無益、正誤、趣向など人は日常生活においてさまざまな思考を繰り返している。「人生は思考の単純化で成立している」という言葉にリアリティーを感じるのだが、単純化するための主な目的は「優位性」が大きな基準値になるだろう。基準をどこにどのようにどのタイミングで設定するかという「前提」があり「仮説」がうまれ、意思決定がくだされ信号の発信部である脳が部位(身体)へパルスを送る、この繰り返しにおいて、「考える」という行為を自己の中でどのように再認識し客観性と注視力を作用させればいいのだろう。スイッチは何個あれば適正なのか?トルクはどのようにキープするのか、エネルギーはどこから調達すればいいのか、そして、その思考はどこが源流なのかということが、「考え」の大まかな構造だろう。構造が理解できたらあとはディテールだ。数多の情報から適正なソースとパーツをプレパラートに置き、レンズを覗く時、そこに見える世界からサインとノイズを分ける単純作業。あらゆる行動へのパルスはこの単純作業後のアウトプットである。私のメンタルとスキルを縫合・包括するtemperamentは何をインプットしどこへ向けてアウトプットするのだろう。たかが思考力、されど思考力。

50歳

 明日50歳になる。何をどう考えても50年間生きてきたことになる。紆余曲折、試行錯誤、七転八起、この実感を自分自身でどう捉えたものか?この感情を言葉にして実感するにはしばらく心を整理しなければならない感覚だ。でも、50歳ともなれば、ひと通り振り返ることもしなければならないのだろうし、いやいや、まだまだと自分自身を鼓舞することもしなければならない。上の娘が大学に通いはじめ、下の娘はすでに私と同じぐらいの身長だ。恐らく(間違いなく)100mを走れば負けるだろうという現実がまず一番のリアリティーだ。20代の頃、お世話になったデザインの世界の諸先輩方が50代だったが、ちょうどあの感覚が自分の身に起きているのだ。名が残るような偉業を達成したわけでもなく、ただただ一歩づつ歩を進めてきて、気がつけば50歳という実感もある。このままこのまま明日も明後日も同じように一歩つづしかできないのだから、50歳で無理な飛躍を目論むこともしないつもりだが、どうせ何かを目論むならば50歳なりのプランがあるのだろうとも貪欲に考えている49歳の自分もいる。限りなく現実的に限りなく夢見心地にしばらく50歳を体感してみたいと思っています。メンタルもスキルも恐らくピークは過ぎているだろうが、人間性の部分でポテンシャルはまだまだ進行形で進化し覚醒したいものだ。間違いなく視力や体力や思考力は老化し劣化しているが、「人間力」は最後の最後のその瞬間まで覚醒し続けるという言葉を何かの書籍で読んだ。この言葉を信じて明日からも「らしく」あろうと思っている。

リンゴの花

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 苗木を買ってきて3年目の春、我が家のリンゴの木に初めてつぼみがついた。リンゴの花は白色だと記憶しているが、つぼみは濃いピンクなんだ。知らなかった。他の鉢植えの花にもハチが飛ぶのを確認できた。このつぼみも花が咲き、どんなサイズでもいいのでリンゴの実になってほしい。こんな不十分な植木鉢という条件でもちゃんとつぼみをつけてくれた。なんとも愛らしい。

伊吹山

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 4月中旬、伊吹山が開山。山麓の駐車場のおじさんは「先週は多かったが今日は少ない。」とのこと。確かに、おじさんの駐車場も40%の台数だ。山麓に到着したのが午前9時だから、あの段階から駐車台数が増え100%になることはないだろう。天候は曇り。雨の予報もなし。雨の前の臭いもしないし、風も山麓は吹いていなかった。例の1合目までの心臓破りのスタート地点をクリアすると、山荘の番人がすました顔でお出迎え。伊吹山は久しぶりであり、冬の山にアタックすることを家族に反対されていたから、本当に久しぶりの登山だった。しかし、この冬も弱い左の股関節を鍛えるトレーニングをしてきたし、両足でのスクワットは勿論(どこでも時間がればやっている)、極端に左足が弱いことが昨年の秋頃に判明しそこから、毎日のトレーニングに片足でのスクワットを取り入れた。だから、今日はいつもの半歩ストロークを思いきってやめ、呼吸が続く限り最大限大股で登った。久しぶりということもあり、スタート15分頃にはもう呼吸が荒い。しかし、これはいつものことだから深呼吸を2~3回してすぐに歩き始めるというサイクルで一気に1合目へ。心地いい汗だ。トレーニングの成果の確認とモンベルのNEWシューズの試行も目的だったが、いずれも好感触。たしにモンベルの新製品でもあるこのシューズのグリップ力は素晴らしい。悪天候ならばさらにその威力を発揮してくれるだろう。
 ザックを降ろし呼吸を整えて管理犬にご挨拶替りのワンショット。なんだかすましたいい表情だった。

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 3合目までの途中のスロープに見える廃墟の小屋。この冬も凌いだようだ。

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 5合目あたりで山野草を探していると、足元に小さいキレイな花が咲いていた。これもニューギアなのだが、イオスの接写モードでのワンショット。こいつも伊吹山の厳しい冬を越して花をつけたようだ。

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 下山途中、登りの時は気がつかなかった山桜の花びら。ふと立ち止まるとわずかだが、どこからともなくヒラヒラと舞い落ちてくる。散り始めなのだろうか、登山道にまばらに花びらが落ちていた。

 春、雪が消え、伊吹山が少しづつ色鮮やかに彩度を上げていく。

 2時間の登りと1時間の下り。山頂まであと60分のところまで行ったがプランどおり下山。下りも快調だったし、おじさんの駐車場に戻った頃には呼吸はすでに落ちつていた。足もまったく大丈夫。次は春用のギアに変更していっきに山頂を目指そう。

ADOBE CREATIVE CLOUD

 昨年から検討していたアドビクリエティブクラウド。マスターコレクションCS4があるから当分必要ないかなとその時は感じていたが、XPのサポート完全終了や小さなソフトウエアのトラブルが続き、ようやくアドビCCの導入を決意しました。決意というほど大袈裟なことではないのですが、多面的に検討をした結果、月額¥5,000という費用は必要だと判断しました。現在、アドビではCS3以降のユーザーであれば、5月30日までに導入すれば初年度は月額¥3,000という特典があるので、これを導入のタイミングにしました。

 さてさて、アドビの最新ソリューションはいかなものか実に楽しみです。恐らく、ユーザーのタイプ的にイラレとフォトショップだけのユーザーであれば、月額¥5,000は高価な出費だろうし、WEBだけのユーザーにしても同じ。これから新しい仕事の分野に挑戦するために新しいソフトウエアの習得に挑戦するという意欲的なクリエイターならば価値はあるだろう。私の場合、バージョンがCS4の時にマスターコレクションを買った。メインのソフトは仕事ですべて使っているのでCCへの意向はとても自然の流れです。しかも、このCCでは、サイドパーティーがとても充実している。ライトルームやタブレットアプリケーションを作成するツールや、DVDのオーサリングや音声編集ソフトなど。これまでアドビ以外のソフトを目的別に追加で購入して併用していたが、それが、この月額¥5,000でオールインワンなのだ。このことを知った時は少し感動した。パッケージを購入すれば、マスターコレクションは約¥300,000だから、月額に換算すると5年分の費用となる。今後やマイナーチェンジにもクラウドで対応してくれるし、小さいトラブルに対してもクラウドだから利点は数え切れない。

 なかでも、特に楽しみにしているが、「MUSE」だ。WEBはD.W.でゴリゴリ創っているし、スタイルシートで制御したり、CMSを改造したり、CGIやPHPと連動させたり、ASPと連動させたりと、どうも力技ぎみだったことと比較すると、この「直感的なWEBツール」とのキャッチーな新しいソフトは楽しみだ。まず、これにダイブだろう。あとは、JAVA.S.系のアプリをクリエイトするためのツール「ADPS」だろう。これもしっかり取り組み成果物につなげたい。

 また、鉄板のAI,PS,INDD,AE,PR,DWあたりはさすが、痒いところを心地良くしてくれる進化を遂げている。合わせて世界のアドビユーザーとSNSできる環境も用意されているし、個人的なポートフォリオを公開するツールもあり、20GBのストレージサービスもありがたい。

 と、最新のソフトウエアと最新のクリエティブプラットフォームが月額¥5,000でこの手の中に落ちてくることになる。しかしながら、いずれのソフトも初挑戦となるツールではないので、不安は全くない。とにかく、あとは16GBのプラットフォームにインストールして仕事に使い、手に馴染ませるだけ。ある方が、「ADOBE CCを導入した機会にFLASHを使いたいが・・・」とか、「CCを入れたのでA.EFFECTSを使ってみたいのですが・・・」と相談を受けたが、この2つはAIやPSと比較してオブジェクトの創り方が少し異なる。それには明確な理由があるのだが、それを理解するところから始める必要がある。でなければ、今、自分が何をやっているか完全にソフトウエアの中で迷子になるのだ。また、鉄板のAIとPSを知らなければ、他のツールに連動はできない。ソフト単体で何かを創って満足ならいいが、何のために全てがALL INになっているのかに考えが至らない人が多い。ひとつのツールを極めて仕事が成立するほど現代のクリエイティブは甘くない。全ては世の中の変化を受け入れ得たテクニックと全てのツールの機能を連動させてはじめて成果物が成立するのだから。さらに言えば、デジタルツールだけで全てが完結しないことについて、どこまで本気で腹を括れているかも成果物の品質を左右させる大きな要因だ。

 あらためて「ADOBE CREATIVE CLOUD」というソリューションはそのことを世界のクリエイターに問い正しているのだろう。「デジタルツールは最新最高の進化をしたよ、クリエイターのアナログ面(ポテンシャル)はこのツールについてこれるかな?」と。

パレイドリア

 上海で蝶が羽ばたくからニューヨークの株価に影響が出るわけではないのだが、人は人の便宜上そう考えることが多い。関係性を見いだせない人と見出した人との間に、想像以上の深い谷が存在するのもよくあるケースだ。見下ろして美しい渓谷が広がるぐらいならいいが、氷河のクラックレベルの裂け目なら命さえ失う可能性がある。相関性に見る感情の均衡はとても興味深い。だから、常にフレーミングを意識しながら条件や状況を適正に見極めることが大切なのである。自分自身が変化を否定しても世の中は常に変化しているため、必死で辿り着いたその居心地のいいポジションが、立ち止まっているだけで一変するからだ。晴れた空を見たいのなら、その場所でいつか訪れる晴れを待つか、晴れた空を探して行動するしかない。相関性の錯誤は常に変化を受け入れるための準備体操だと捉えるべきである。何に対する準備か?それは準備のための準備であり、準備しなければならない状況は永遠に終わることはないのである。

インバスケット

問題発見力

インバスケット法で問題発見力は最も重要と言えます。
どんな環境でも問題が無いということはあり得ません。
従来のトラブルなどの発生型問題発見よりも、
今、必要なのは現状から問題を創り出す人材が求められています。
ビジネスシュミレーションとしてインバスケットを活用することによって、
いま必要とされる問題発見力を鍛えます。

問題分析力

発見された問題の本質をつかむ為の分析力を付けます。
判断するために、どのような情報をどのような方法で、
何に使うために収集するのかをトレーニングします。
より正確な判断を行う為に、定性情報(感覚や憶測)ではなく、
定量情報(尺度や論理的理由を持つ情報)を有効活用するトレーニング効果もあります。
また関連案件や関連資料から総合的な分析を行います。

創造力

様々な案件や情報から複数の対策立案をするトレーニングを行います。
インバスケット特有の時間制約や過酷な環境下でも、
管理者やリーダーに求められる創造性を発揮できるトレーニングを行い、
新たな可能性を見出す能力を育成します。

組織活用力

管理者・リーダーは与えられた人的資源だけではなく、
他部署や関係部署を有効活用し、結果を出すことが求められています。
インバスケットでは、自分では行動出来ない環境の中、適任者に何をさせるべきか、
また、どの部署に協力を依頼するべきかなどのトレーニングを行います。
加えて、組織のモチベーションを最大化するための、対人関係能力も育成します。

判断力

単に判断するだけではなく、確実な判断をするために、判断材料とした情報を明確にします。
また論理的な思考を持ち、判断の正確性や正当性を他者に
納得させる表現力もトレーニングできます。
併せて、インバスケット特有の案件処理の優先順位設定も重要な評価要素です。

 と、あるサイトからの抜粋ですが、どうやら新しい潮流は常に「軍事産業」が源流のようです。