ADOBE CREATIVE CLOUD

 昨年から検討していたアドビクリエティブクラウド。マスターコレクションCS4があるから当分必要ないかなとその時は感じていたが、XPのサポート完全終了や小さなソフトウエアのトラブルが続き、ようやくアドビCCの導入を決意しました。決意というほど大袈裟なことではないのですが、多面的に検討をした結果、月額¥5,000という費用は必要だと判断しました。現在、アドビではCS3以降のユーザーであれば、5月30日までに導入すれば初年度は月額¥3,000という特典があるので、これを導入のタイミングにしました。

 さてさて、アドビの最新ソリューションはいかなものか実に楽しみです。恐らく、ユーザーのタイプ的にイラレとフォトショップだけのユーザーであれば、月額¥5,000は高価な出費だろうし、WEBだけのユーザーにしても同じ。これから新しい仕事の分野に挑戦するために新しいソフトウエアの習得に挑戦するという意欲的なクリエイターならば価値はあるだろう。私の場合、バージョンがCS4の時にマスターコレクションを買った。メインのソフトは仕事ですべて使っているのでCCへの意向はとても自然の流れです。しかも、このCCでは、サイドパーティーがとても充実している。ライトルームやタブレットアプリケーションを作成するツールや、DVDのオーサリングや音声編集ソフトなど。これまでアドビ以外のソフトを目的別に追加で購入して併用していたが、それが、この月額¥5,000でオールインワンなのだ。このことを知った時は少し感動した。パッケージを購入すれば、マスターコレクションは約¥300,000だから、月額に換算すると5年分の費用となる。今後やマイナーチェンジにもクラウドで対応してくれるし、小さいトラブルに対してもクラウドだから利点は数え切れない。

 なかでも、特に楽しみにしているが、「MUSE」だ。WEBはD.W.でゴリゴリ創っているし、スタイルシートで制御したり、CMSを改造したり、CGIやPHPと連動させたり、ASPと連動させたりと、どうも力技ぎみだったことと比較すると、この「直感的なWEBツール」とのキャッチーな新しいソフトは楽しみだ。まず、これにダイブだろう。あとは、JAVA.S.系のアプリをクリエイトするためのツール「ADPS」だろう。これもしっかり取り組み成果物につなげたい。

 また、鉄板のAI,PS,INDD,AE,PR,DWあたりはさすが、痒いところを心地良くしてくれる進化を遂げている。合わせて世界のアドビユーザーとSNSできる環境も用意されているし、個人的なポートフォリオを公開するツールもあり、20GBのストレージサービスもありがたい。

 と、最新のソフトウエアと最新のクリエティブプラットフォームが月額¥5,000でこの手の中に落ちてくることになる。しかしながら、いずれのソフトも初挑戦となるツールではないので、不安は全くない。とにかく、あとは16GBのプラットフォームにインストールして仕事に使い、手に馴染ませるだけ。ある方が、「ADOBE CCを導入した機会にFLASHを使いたいが・・・」とか、「CCを入れたのでA.EFFECTSを使ってみたいのですが・・・」と相談を受けたが、この2つはAIやPSと比較してオブジェクトの創り方が少し異なる。それには明確な理由があるのだが、それを理解するところから始める必要がある。でなければ、今、自分が何をやっているか完全にソフトウエアの中で迷子になるのだ。また、鉄板のAIとPSを知らなければ、他のツールに連動はできない。ソフト単体で何かを創って満足ならいいが、何のために全てがALL INになっているのかに考えが至らない人が多い。ひとつのツールを極めて仕事が成立するほど現代のクリエイティブは甘くない。全ては世の中の変化を受け入れ得たテクニックと全てのツールの機能を連動させてはじめて成果物が成立するのだから。さらに言えば、デジタルツールだけで全てが完結しないことについて、どこまで本気で腹を括れているかも成果物の品質を左右させる大きな要因だ。

 あらためて「ADOBE CREATIVE CLOUD」というソリューションはそのことを世界のクリエイターに問い正しているのだろう。「デジタルツールは最新最高の進化をしたよ、クリエイターのアナログ面(ポテンシャル)はこのツールについてこれるかな?」と。