パレイドリア

 上海で蝶が羽ばたくからニューヨークの株価に影響が出るわけではないのだが、人は人の便宜上そう考えることが多い。関係性を見いだせない人と見出した人との間に、想像以上の深い谷が存在するのもよくあるケースだ。見下ろして美しい渓谷が広がるぐらいならいいが、氷河のクラックレベルの裂け目なら命さえ失う可能性がある。相関性に見る感情の均衡はとても興味深い。だから、常にフレーミングを意識しながら条件や状況を適正に見極めることが大切なのである。自分自身が変化を否定しても世の中は常に変化しているため、必死で辿り着いたその居心地のいいポジションが、立ち止まっているだけで一変するからだ。晴れた空を見たいのなら、その場所でいつか訪れる晴れを待つか、晴れた空を探して行動するしかない。相関性の錯誤は常に変化を受け入れるための準備体操だと捉えるべきである。何に対する準備か?それは準備のための準備であり、準備しなければならない状況は永遠に終わることはないのである。