示したいこと。

 「リーダー待望論が蔓延して久しいが、日本社会が直面する数々の課題は一向に解決の糸口が見えない。それは、リーダーの定義の問題である。一般的、かつ万能なリーダーはあり得ない。置かれている状況に適した人格と能力を持ったリーダー、すなわち、シチュエーショナル・リーダーが必要だ。日本の次世代リーダーたちは「グローバリゼーションの流れをリードし、日本の未来を切り開くべき主体」として自らの能力や専門性に何を加え吸収し、それらをどのように統合し、活用していけばいいかを自覚するかどうかにかかっている。」

 「【日本企業の経営力低下より深刻な「世界から尊敬される日本人」不足】日本人は、東洋と西洋の良い面も悪い面も受け入れ昇華させる“特技”を持つ。さらに、古くから世界各国に起源を持つものを取り入れ学び、原型とは似ても似つかない多くのイノベーションを生み出してきた。私たちは比類ない強みを持っているのに、世界で存在感を発揮できていない。」

 という記事はよく読む機会があるが、いずれもあまり価値のない表彰状のようなモノだ。私たちはトロフィーや認定証が欲しいために生きているわけではない。全力でトライした断片的な結果が「トロフィーや認定」、「リーダーシップ」、「存在感の発揮」なのだ。最初からそれを求めてては正に本末転倒でしかない思考だ。統合するにも、活用するにも、自覚するにも、自分勝手な基準で推測・予測・査定しているから、対象が曖昧になり、断片的になり、鈍化する。

 それらの全ての原因が経済力の低下を引き寄せているのに、それでも、「絵の中の餅」をまだ食べたいらしい。「ITソリューション」「経済対策」「グルメ志向」はポンコツチームの主軸プレイヤーだ。「勝つ強さ」ではなく、「負けない強さ」を世界に示したい。