その手に、大きな成果を。

 「これまで以上に作業の効率を上げたいなら、iPadが最適です。そのパワフルなアプリケーションは、iPadならではの能力を最大限に活用できるように作られています。だから、あなたが本当に重要なことをするために必要なものがすべて手に入ります。」

 作業効率を上げるためには、何故iPadが最適なのだろう?

 パワフルなアプリケーションが能力を最大限に活用できるとは具体的に何の能力だろう?

 あなたが本当に重要なことをするためにと限定されても・・・。

 「すべて」が手にはいる。そんなに結論を急いでどうするのだろう?

 「その手」が、大きな成果を生み出すのであって、iPadは何ができるのか?

 豊富でパワフルなアプリケーションがあるのは現実だろうが、多いことが大前提で、
 選んでいないから、大きな成果を得らていないだけですよ、と言いたいのか?

 どうも、アップルは大きな勘違いをしているように思える。

 「成果」は、アップルが決めるものではないし、どのように能力を最大限に活用するかも、正確にはアップルは知る術はないだろうし。徹頭徹尾、ただのプラットフォームなんだから、そのゾーンはクリエーターに任せるべきだ。モノヅクリ屋がクリエイターの手に「大きな成果」を直接、誘発させることはできないのだから。どうも、オゴリとホコリを誤認している。

 アプリやプラットフォームが生み出せる「成果」について、開発者はいつの時代も現状に立ち返り、無謀な予測や過剰に飛躍した展望を抑制し、「成果とは?」について充分に再認識する必要がある。それはクリエイターとて同じだが。