大阪モード学園

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 昨日は大阪モード学園で16年講師を展開しておられる方とお会いしてきました。知名度も高い専門学校でもあり、梅田という立地条件といい、この道の専門学校としては重鎮的存在です。「モード」という言葉から連想する個人的なイメージは、ファッション分野の潮流を牽引している独自で奇抜で先鋭的な印象ですが、実際、ファンション分野を牽引するということは独自性や奇抜性とに反して基礎知識や基礎テクニックが重要であり、自身のテクニックやセンスをコントロールするマネージメント力やメンタル面での強化も必須なのです。確かに、技術が進化しビジネスや経済の構造が多様化したから、独自の個性や表現を発揮する場が大きく広くなったとは言い難いわけで、いつの時代にもベーシックな「創り出す基礎能力」と「伝える基本テクニック」のつばぜり合いなのです。最近の若い世代の一般的な印象は一見「弱い」「線が細い」という捉え方を(50歳のおっさん思考)してしまいがちですが、講師の方にお話をいろいろ聞くと、「センス溢れる繊細なタイプ」「探究心旺盛な貪欲なタイプ」「自分で切り開く野心家タイプ」など魅力的な学生さんが多いようです。ただ、いつの時代も学生ゾーンから社会へとフィールドを変える時に伴うエネルギーやノウハウの強化は必要不可欠なようで、これは誰しも通るルートなのだなと、自分自身が社会に出る前の不安な期間のことを思い出していました。
 しかしながら、今こうして自身デザインの仕事をできている体質・脂質の根幹・根底には芸大生だった4年間があったからこそ成立できているわけですから、自分の道を決める、人生を切り開くテクニックとは、高校生から社会に出るまでの大学時代や専門学校時代の期間にしっかり鍛えて蓄えておくことがもとても需要なのだと改めて再認識しました。センスと知識とテクニックとモチベーションがあれば独学でもいい、という捉え方もできなくはないですが、じっくり自分を見つめる期間として、大学・専門学校という期間は大きな意味・価値があるのだと思います。もし、それがなければ何も始まらなかったかもしれないのですから。
 大阪モード学園の建物の前で講師の方が出てこられるまでのひととき、そんなことを回想していました。