ある意味エキスパート。

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 アウトドアにデジタルツールを持ち込み活用している人はアウトドアのエキスパートなのか?デジタルツールのエキスパートなのか?どっちらだろう。エキスパートというのは何か得意で特異な分野に秀でている人のはず。しかし、現代ではアウトドアでデジタルツールを活用する人をエキスパートと呼んでしまうのもアリなんだ。確かに登山していて遭難したりケガをして救急の連絡は携帯電話を活用しなければならないし、GPN機能のあるスマホがあれば道に迷っても正しいルートを確認できる。しかし、どこか何かおかしい気がする。雑誌が特集で「アウトドアで役立つデジタルツールの本」などキーワードを放てば、アウトドア思考の人間もデジタルツール思考の人間も引き込め一石二鳥なので切り口としては非常に有効。しかし、モノホンのアウトドアのエキスパートとデジタルツールのパワーユーザー達は、この相反する切り口の提示に正しい反応するのだろうかという疑問が私は拭えない。そもそもこのマガジンの主旨は何なのだろう?アウトドアファンをデジタルツールの世界に引き寄せたいのか?デジタルパワーユーザーをアウトドアに誘いたいのか?いやいや、いずれも中途半端なアウトドアにもデジタルツールにも精通していないユーザー層に訴求するための切り口なのか?
 雑誌でよく「アナログvsデジタル」なんて切り口をよく見かけるが、なんで「VS」なのか?分けたいのかひっつけたいのか?とにかく混在混同させて、一旦、思考をとりあえずシャッフルさせて、やっぱ、私達の言っていることが正論でしょ!?と持っていきたいのだろうか。だとしたら、この切り口を打ち出した人達が一番のエキスパートだ。
 恐らく、この記事を書くためにどこかの山でスマホやタブレットが実際、役に立ったのだろう。「おお!これは役立つツールだ!」今回のテーマはこれでいこう!的な編集会議があったのだろう会議室で。いやいや、アウトドアなんだから、どこかの山でお互いに活用してみて、「やっぱり、アウトドアにはデジタルツールだよね」ってことになったかもしれない。いずれにしてもこの感覚は、どういう意味が適正なのか私には不明だが、ある意味エキスパートな人たちだと思います。

 どこからデジタルツールでどこからアナログツールなのかって判断に迷うところですし、感覚的に個人差もあるでしょうが、エキスパートなんだから迷ってちゃダメでしょ!?ってこと?そもそも、どこから先が「役立つ」なのか?どこまで精通していれば「エキスパート」なのか?ということの疑問のようなので、ここまでいろいろ心にひっかかってしまうと、逆に書店でこのマガジンを探してしまいそうです。