クーリエ・ジャポン5月号

books150328.jpg

 「頭のいい人」の条件が変わったとのこと。仕事が消える時代に必要な「頭の良さ」とは?「クリエティブな人」を育てる米国の大学の授業を覗いていみた。トップランナー7人に聞く「私が考える頭のいい人」。情報に踊らされてしまう人、不要な情報を「捨てられる人」。あなたも「頭がいい人」になれる!と、なんとも刺激的なフレーズのオンパレードである。恐らく理論タイプ・記憶力タイプから臨機応用なクリエティブタイプへの進化を啓蒙しているのだろう。ただ、仮に世界が捉える頭のいい人の古い条件と新しい条件が変わったとしても古い条件でも新しい条件で頭がいいとされる人はいたはずで、まず、古い条件で新しい条件の頭のいい人が「頭がいい」と呼ばれなかった評価されなかった理由を紐解いてほしい。単純な肯定否定ではなく、何がどのようになんのために変化・進化したのかという流れをまず知りたい。古い条件の時代以前には、いったいどうだったのか?もしくは、古い条件と新しい条件は長い時代の流れの中で交互に浮沈を繰り返しそのサイクルの中で次は「新しい条件」なんだとしたら、重要なポイントは頭のいい悪いではなく、この変化にある。時間の経過と共に時代の流砂と共に変化は必然だろうから、古きを知り新しきを知ることや、捨ててはいけないモノ(変化してはいけないモノ)と、捨ててもいいモノ(変わらなければいけないモノ)の違いを明確に分析してほしい。と、そんな内容をこのマガジンには期待します。今の段階ではこの雑誌は「買い」だが、書店でチラミしてあまりにも断片的な実例の列挙だけで編集としての考察が軽ければ買わないだろう。