物語01

 断片的な情報や理論ひとつひとつに背景やディテールなどの物語があります。誰かに何かを伝えようとする意図や狙いが情報や理論に心を宿す。時間経過や相互の関係性をしっかり伝えたいのならば、ただ、正論や情報の羅列や精査では工夫が足りない。例えそれが事実であれ想像の産物であれ。物語をつくる心が大切なのです。現在に残る多くの偉大な成果物の中には、逸話や武勇伝など物語として残っているモノが多いのもうなずけます。物語こそがこの情報時代に最も有効な伝える手段なのです。最近、ある書籍を読んだことがきっかけで、改めてそのことに気がつきました。「確かに」「そう言えば」「なるほど」という実感です。デザインの仕事に長年携わってきて、「伝える仕事」の価値を改めて実感しています。