ONE DAY

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 なるほど。

 ヘップバーンの映画は主要な作品しか観ていないが、アンさんはそのルートを超えたのかもしれない。これはとても偉大なことです。ファン心理というのは恐ろしいモノで、過去と今の比較をその利己的な偏見で捉える能力がある。この比較はもう比較ではなく、唯一無二の存在にまで引き上げてしまう崇拝なのです。勝手に本動や王道を自分の中に引くようです。「好き」以上、何かを捉える強い気持ちはなく、理論や慣習や法典が例えマントルのようにゆるがない絶対普遍の存在だったとしても、ファンは今、目に映る五感が感じる情報を絶対的な普遍だと捉える。って、そんなことはすべて後付けですから、こうもギコチナクなる。曖昧な感情を文章化しなければその熱量は冷めないのですが、共有したいとか反応が欲しいと欲張りになった瞬間、理屈が生まれ熱量が奪われる。

 なるほど、このワンシーンがその断片なのですね。