フリ、ボケ、ツッコミ。

 関西の「フリ、ボケ、ツッコミ文化」は世界に誇れるとても魅力的な文化です。私はベタな関西エリアで育ったわけではないですが、子どもの頃からテレビで観ていた漫才やお笑い人のテクニックはどこか自身の本質の中に組み込まれている実感がある。テレビコンテンツとしてのお笑いには関東と関西の二つのタイプが存在していますが、圧倒的に関西のノリは完成度が高い。何事にもホットな関西とクールな関東というスタイルはそのエリアに暮らす人びとの日常生活にしっかりと根付いた文化であり慣習だと言えます。ユーモアが分かる人と分からない人の決定的な違いはなんだろう?そんなことを考えて何の意味がある?で、だから、なんなのか?ユーモアのセンスが商売や学業にどんな効用・作用があるのか?考えれば答はいろいろ想起できるものの、そんなこと実はあまり意味がなく、あくまでも、たかが「ノリ」、されど「ノリ」なのです。この「ノリ」について東京で仕事をしている時はスイッチがオフだった。郷に入っては郷に従うのごとし、意味のないフリをしても有益なボケは返ってこなかった。
 東京から大阪に仕事場を変えた時、必然的にスイッチがオンになった。関西で暮らしている人の全員がこの機能を持っているかは疑問だが、老若男女、この機能は多かれ少なかれ装備している。このリズム・テンポ・コンビネーションを史実として残したいものです。
 海外のユーモアの文化も多彩ですが、関西の笑いのノリはいつか近いうちに体系的にまとめてみたいテーマですね。って、それはなんのフリ?お前はマジメかぁ!