空間に負けない。

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 「空間に負けない存在感」。これが今回のミーティングのテーマでした。デザインの仕事で意識するのはまず第1にクライアントさんのご要望であり、第2に通年・常識・セオリー・既成概念・メディアの世界。第3に社会の評価と自己評価のバランスです。しかし、造形作家さん達はこれらのことも当然、意識されているのでしょうが、最優先されていることは「空間との勝負」「空間との協調」「空間との融合」なのですね。確かに人もいわば空間に存在しているわけですから、自宅、仕事場、社外ともに空間での存在感をいかに適正に示せるかについて意識しているのです。デザインの仕事でいろいろなプロフェッショナルな方たちとお話する機会が多いのですが、都度、私が意識していることはそれらの空間(状況)で負けない、つまり、自分の存在感を示すということを強く意識しているのです。私は造形作家ではありませんが、こうして生粋の作家さんとの言葉のやりとりは、いやはは、なんとも、心震えるひとときでした。誰かの心を震えさせるためには、まず、自身が誰かから振動・振幅を受け取り、自分の中で増幅して成果物を生み出す。この手順が適正なのでしょう。いろいろな人の振動をいつも受け取れるコンディションづくりも大切だということです。この連休は各部位のネジの緩みを確認しメンテしつつ、振動部分の劣化状態もチェックしつつ、どのように増幅させていくかという手順をしっかり設計したいと思っています。人と人が生み出す振動(共鳴・共感)こそが、真価なのです。