倫太郎。

 昨晩、「Dr.倫太郎」の録画を観た。最終回だったのですが、仕事で観れなかったので録画したのです。堺さんの日野先生キャラはさすが秀逸だったが、テーマが心理学のお話だけに、物語として終わらせるにはこのスタイルになるのかなという印象でした。心理学をテーマにするということは、時代にマッチしているとも言えるし、根幹的なテーマだったとも言えますから、原作をチェックしたいという気持ちもありますが、ドラマの展開を思い返すと「愛」という言葉ですべてを収束する完結の手法で原作もまとめているのだろうと推測できます。心の問題を「愛」で結論づけることは、人間として大前提ではありますが、大前提過ぎて、しっくりコンパクトにまとまり過ぎていたなというドラマの余韻でした。堺さん、優ちゃん、小日向さんの演技力がなければ到底、一定の物語感を維持できなかったでしょう。などと、結局、充分に楽しめたテレビドラマだったということの証です。

 心が病むことについて、どう定義し規定し限定するかは非常に難しい問題ですから、この視点でこのドラマはとても挑戦的だったと言えます。「多重人格」「ギャンブル依存」「恋愛シンドローム」などいろいろなフレーズが登場しましたが、これらの言葉を肯定するのか否定するのか、観た人のポテンシャルが捉え方が試される挑戦的な物語だったと思います。いい余韻です。