兎に角

 うさぎに角はなく、亀に毛はないが、兎に角ということ。ありえないことではあるが、「とにかく」という当て字であり、「兎角亀毛」は仏教用語らしい。そのテイストを「とにかく」として文章に用いた記録は平安時代の文献で確認されているらしいが、本格的に世間一般に認知が広まったのは夏目漱石が作品で使ったことが要因らしい。言葉(言語)は生き物のように呼吸し変化し進化しているのです。

 とにかく、この夏は「三四郎」を再読してみようと思っています。