ネットビジネスの裏側。

ネットに溢れる「オイシイ」話はもうウンザリですよね?
本当の情報だけが欲しいのに・・・
本当に稼げる情報が知りたいのに・・・

という内容のメルマガが届いた。
 
 特筆するわけでもなく、この類は現代、塵のように空気中に漂っている。気になったのは、「ネットビジネスの成功の裏側に~」というフレーズ。「本当の情報」「本当に稼げる情報」というこの文体の組み合わせ方が、安易で軽率で短絡的なのは一旦棚に上げ、そもそも「情報」という言葉に対して私達はどれだけの多様な解釈をし、展開を想像しているのか?言い換えれば、どれだけ多様な解釈ができて、どれだけの有益な鉱脈としての展開プランを想像することができるのか?ということに意識が向きました。この程度のメールにいちいち食いつく価値はないにしても、それでも、一抹の期待、一粒の金脈があるかもしれないと期待することで、これらの塵が山になる可能性もあるのかなと。

 企画会議などでよくある陳腐なテーマを「スギノさん、クリエイターらしく膨らませてくださいよ!」という脈略のない期待・要望を受けるケースがよくあるが、枯れ木に花を咲かせるマジックがあれば、いくらでもさくらの花を咲かせ、そのさくらの木で薄をつくるのですが、テーマがどれだけ致命的に微弱であっても、確かにクリエイターなんだから、その一粒の粒子を二粒に、想像の世界で広げることぐらいしなければ、確かにクリエイターの価値はないのかなと感じる場面でもある。普通の人が一般的なアイディア力で構築したプランとは違う側面、違うゴール、違う成果を想像できるから、設計できるから、私達のようなビジネスが成立するわけで、過剰な飛躍であれ、荒唐無稽なルートであれ、誰もがドギモを抜くような成果を設計できる、そんなプランを「ちょっと会社に帰って調べてきます」ではなく、その場でその瞬間に放てるように日々のトレーニング、コンディションづくりを怠ってはいけないということ。

 もし、メルマガではなく、目の前に「ネットに溢れるオイシイ話はウンザリですよね」などいう奴がいれば、一番折れやすい尾骨の先を右からフックで折ればいいだけだが、このようにメルマガで一定の距離を置かれるとジャブさえ打てない。それをこのプランナーは利用してこちらが踏み込むのを待っているのでしょうね。戦略としてはとてもイマドキな有効打だと思います。

 つまり、この戦略がネットビジネスの裏側にあることを、プランナーはその裏テクに精通しているということをしっかり意識できていれば、どれだけ煽られてもこのリングに上がる必要も価値もないということが結論となる。ネットビジネスの裏側などこっそり教えていただく必要はないので、表側を正々堂々と言葉にできるようなテクニックを習得したいものです。そんな誠意あるコンディションづくりに取り組みたいと思います。とにかく、「裏」だとか「表」だとか言い出した瞬間に心のスイッチをオフにできるテクニック。だから、最近、テレビを見ていてAKBやエグザエルが出ると、オートマチックにこのスイッチがオフになる。政治論や教育論の戯言に対しても瞬間的にオフになります。これも日々のコンディションづくりの賜物である。このスイッチは重要な別の局面でオンにしなければならないのですから。