勝負。

 比較的、ビジネス書や思考術の書籍をよく読む。そのテーマといえば国内・海外それぞれ多種多様だが、結局、人間と機械の勝負予測が多いように感じる。それは自分自身がそういう捉え方をしてしまっている、そういう視点・立ち位置にいることが大きく作用しているからなのだが、そういう捉え方で書籍を読むと、いかに優れた機械を組み立てたほうが有利かに終始し、本来、人間の良さについては触れず、人間の愚かさや醜態ばかりにクローズアップしているように思える。特にメディアやインターネットの中では、普通のことが黙認され、愚かさや醜態ばかりにスポットライトをあて、いかに下劣で醜いかについての言葉言葉言葉の百花繚乱である。結果、そこをボトム(基軸)に人間の素晴らしさを際立たせることも怠ってはいないものの、である。
 そもそも、人間に機械はつくれるが、機械に人はつくれない。SFの世界の仮説では可能かもしれないが、機械ができることはつくることではなく組み立てることだけだからだ。そんな人間と機械を強引に同じ土俵にのせ、ただ、競わせているだけの時間つぶしのような気がします。人は人が生み出したことばかりを話題にするのではなく、もっと、「人そのもの」を話題にするべきではないかと。ふるまいや気質や本質について、ただ、いい悪いや有益無益のモノサシではなく、ただ、しっかり捉えることで、どうあるべきかやお互いの適正な関係性が分かる、見えてくるような気がします。