真っ直ぐ引く。

 1ヶ月前ぐらいからカミさんが本格的にゴルフを始めた。私のゴルフ歴は24年ですから、12月のラウンドに向けてスイングの基本やプレイ中のルールについて自分の実践してきた経験の中から、基礎の部分をじっくりとレクチャー・指導しています。当然、私のゴルフ人生で誰かに1から(0から!?)ゴルフを教えたという経験はないので、初心者にゴルフを教えるという非常に難易度の高い展開に苦しんでいます(これほど苦しいとは!)。これが自分のことならば、ナイスショットもミスショットも自己責任ですし、どこをどのように修正すればいいのかなど、自己分析が容易なのですが、相手がカミさんとなると想像以上に難しいことに、今更ながら頭を抱えています。ゴルフというスポーツの全容からクラブの知識、ボールの捉え方のテクニック、コースの知識などなど、何から優先し、どのように説明して練習させるかという、結構なハードルの高さを痛感しています。

 そんな折、ショートコースをいっしょにラウンドしながら、そして、打ちっぱなし練習場を織り交ぜながら、実践経験を積んでもらっている段階なのですが、一応教える側としてちゃんとしたスイング、ちゃんとしたコースマネージメント(っぽい)セオリーを実践して、ちゃんとしたショットを披露なければと、それはそれなりにプレッシャーを感じながら自身、ラウンドしています。しかし!とにかく!自分のパターのポンコツぶりが止まらない。そもそも、好きなクラブではないのですが、「パターが上手い人」ではないことが、こうも露骨に露呈するとは情けなさを通り越して、パターについて何も教えることがない、に近い状態に陥っています。とにかく結果が伴わない。

 自慢げに有名ブランドのパターだとうんちくだけを話しながら、グリーンの上ではカミさんとパット数が変わらない。たまには負ける時さえある始末。おいおい、私のパターテクはこんなにポンコツ!?という結果の連続なのです。挙句の果てに、前回ショートコースをラウンドした最終の18ホールでカミさんはグリーンエッジからパターでチップイン。私はワンオンしていながら3パットでトータルスコア4と負けてしまった。なんとも象徴的なラストホールでした。もう、苦笑いしかひねり出せませんでした。辛い。ホントに辛い。これがゴルフの恐ろしさ。

 そこで、私の有名ブランド(キャメロン)パターをカミさんに渡し、カミさんに貸している私の旧パター(500円パター)と交換して、自分が練習をし始めた。なんという利己的な!ジコチュウ野郎だ。しかし、キャメロンではカップに入らないのだから仕方ないのである。

 すると、私のキャメロンで練習を始めたカミさんが「このパターは真っ直ぐ引けない。」と言い出した。うん?何を偉そうにと思いつつ、確かに!キャメロンに変えてから方向性が極端に悪くなった。グリップの太さやヘッドの形状など、いつものことながら頭デッカチになり、理屈・理論で使いこなしてます感を無理やり出して、キャメロンだからというタテマエ・テイサイで自分を納得させていたことに気がついた。確かにそう言われれば、古い500円パター(カミさんに貸している)と比べ、バックスイングの時、インサイドに引くことが多いとに愕然。「高価なパター」、「有名ブランド」、「プロも使っているから」にうつつを抜かしいい気になり、自分が使いこなせていないことを黙認していただけだったのです。

 だから、ここは素直になり、500円パターはカミさんに戻し、私は別のパターを物色することにしました。とりあえず、このキャメロンは奉納することにしました。

 恐るべし、カミさん。