50代の私でも。

 「50代の私でも本当に稼げますか?」

 「パソコン初心者の私でも稼げますか?」

 「本当に私でも稼げますか?」というキャッチコピーでパソコンのスキルアップ情報の案内がメルマガとして届いた。

 一概に「パソコンで稼ぐ」というニュアンスが具体的にどうなのか?までは、情報として明確ではなかったので、ある程度想像がつきますし、そこから深堀りはしなかったが、そもそも「パソコン」と「稼ぐ」という二つの要素をスキルアップで連動させるコツ・テクニック・ヒントは実際どの程度有効なのだろう?世の中にはデジタルツールも使わず、インターネットも活用せず、充分に稼いでいる人が多い。むしろ、すでに稼ぐ条件や稼ぐ状況、もしくは、たまたま稼ぐタイミング(機会)に出会えた人が、たまたまたパソコンを使えたケースの方が多いような気がします。世の中の仕組みや構造が仮に進化であれ退化であれ、稼ぐ人はパソコンスキルなどなくとも充分に稼いでいる。このキャッチコピーのようにリアルに率直に「50代の私でも」という少し卑下した低い自己評価のスタンスでモノゴトを捉えなければならない状況こそが、重要な問題である。

 最近、ハリウッドの映画を観ていると、どうもヒーロー達の敵が「宇宙人」から「人工頭脳」に切り替わっている傾向にある。ハリウッドの優秀なストーリーメーカー達がそう捉えている以上、世の中の思考は大きな作用・影響を受けるだろうし、影響を受けた人達が「人工頭脳」を敵対視し、いわゆるヒーロー的な存在が美化され敬われるという構図・仕組みが読み取れる。ヒーローは常に人間だからである。この前提は永遠に変化させることができない。市民の敵がショッカーだった時代はとても平和だったということである。毎週登場する悪者怪人がライダーキック一発で吹き飛ぶ単純明快な時代に戻れるなら、と考える50代も多いのではないだろうか。しかし、人間の最大の敵は「神」から「宇宙人」へ、「宇宙人」から「人工頭脳」に変化した。さて、50代の私はwhat do you do?となる。映画「スピード」に登場する犯人、デニス・ホッパーのように起爆スイッチに指をかけた状態で、パソコンが状況判断を迫ってくるかもしれない。さて、ジャックはこの状況をどう回避するべきなのだろう?恐らくこの状況で必要な判断力、パソコンのスキルとは無関係である。