WINDOWS10

 毎日パソコンを起動する度にWINDOWS10へのアップグレードを訴求されるが、私は一切、WIN10を使う気持ちはありません。趣味レベルならWIN10の新しいインターフェイスを使ってみたいという好奇心は正常なのかもしれませんし、リリースの流れが今後、どう考えても、逆行することはありえないので、いつかWIN10が主流になり、WIN7のサポートが終了したときのために、という捉え方も適正な捉え方だと思います。しかし、「捉え方」と「仕事」を混同してはいけないと私は考えていて、15年以上前、デザインの仕事を展開するのならMACだと、しかないという捉え方をしていました。本体のデザイン性や機能性がデザインの仕事にマッチしている、デザインの仕事をするのならMACだというセオリーがあったからです。しかし、このセオリーもただの捉え方でした。並行してWIN-XPを仕事に使い始めてそれが確信・実感できたからです。いいデザインの仕事をすることを目的として、機能性や安定性と筐体のデザインや素材は無関係だったという結論です。デザインの業務をMACからWINに移行してなんのトラブルも問題も不具合もありませんでした。デザイン=MACという固定観念はただのアップルの戦略であり、その啓蒙・訴求にはさほど実益がなかったということです。確かにデザインは思考面やイメージを着想する部分でツールに依存している面が多いのですが、それさえも固定観念だったのです。その背景にアドビはWINでしっかりソフトを走らせているし、インターネットに関してはWINの方が有利です。そんな中、MACの購買ゾーン(市場)がWINに圧迫されたのでしょう。その結果、当然、MACは販売価格帯を下げてきました。「デザインワークにはMACだ!」いうマジックのネタがばれたからに他なりません。それから私がデザインの仕事を日々展開する上で、MACの比率・配分は極端に減り、最近ではMACを起動しない日もあります。どういうケースでMACを起動するかと言えば、ただ、なんとなく起動したくなった時だけです。まったく、明確な根拠はなく、どこまで行ってもMACというツールは「気分次第」で使う、使われているのだと個人的に捉えています。

 そこへ、WIN10の登場です。何故?WIN9をスルーしてWIN10にしたのかは諸説ありますが、結果、作り手・開発元の「気分次第」だったように捉えています。市場に対して明確な機能性や安定性の根拠がないケースでは気分次第で「イメージ」や「概念」に対して訴求しようとする流れ・傾向が、パソコンというツールにはあるようです。これは別段、何が正解だという問題ではないのですが、何より仕事で円滑に活用できて、時代の流れにマッチしてさえいえれば、適正だと捉えるしか選択肢はないと捉えています。それぞれのOSの歴史は安定と不安定の振幅がありますから、世の中の情報と自分自身が実際活用しながら適正ゾーンを模索し続けるというスタンスです。

 このスタンスで言えば、現状、「WIN10」はナシです。MACについても高解像度のiMACが登場するたびに購入を検討していますが、どのスペックも実際の仕事に活用できるか?となれば違和感がありそうで、購入には至っていません。「イメージ」や「概念」でツールを選択できるほどの余裕がないということと合わせて、「決め手」のないツールにコストはかけたくないという結論です。

 余談ですが、スマホも同様の観点でナシです。ガラケーで電話はでき仕事に支障がない限り、余計なアプリも機能も興味がないからです。仕事用には各種デバイスを揃えているので、個人の趣向と仕事への活用・転用を明確に区分けしている結果、スマホはナシという現状の結論です。

 ただ、WIN10も最新MACもスマホも、一方的に排除する思考は、致命的な事態を誘発させる原因になる場合もあるので、意識の中で絶対に消さないようにしています。ツールなのだから入手すれば活用できるはずですし、必要性が生まれてから入手しようと思っています。私自身、新しいソフトウエアや日頃活用している以外の分野のソフトウエアやデジタル周辺機器については、貪欲に入手してしまう傾向が強いのですが、ことプラットフォームに関しては過剰に慎重すぎる傾向があります。この傾向は、興味があれば気分次第で次から次へと手を出して(購入)しまう本質のようなので、「衝動買い」や「宝の持ち腐れ渋滞」にならないためのブレーキだと思っています。仕事が目的で車を運転している以上、それにガソリン(コスト)も必要なので、アクセルとブレーキの加減は慎重になり、自分の安全運転(判断基準ゾーン)をしっかり意識したいと思っています。

 とはいえ、世の中の市場は「気分次第」で動いている、変化し続けていることも事実。同期し連携しなければならない場面もあるでしょうから、いつでもトップギアに入れられるようにしておきたいです、ですね。