思考力と論理力。

 普段、何気に使っている「思考力と論理力」という言葉。「仕事が忙しくて思考力が低下する。」や、「状況が複雑すぎて私の論理力では対応できません。」などの場面で使われます。面と向かって思考力や論理力が弱いとか安易に言葉にしてしまうと「お前は何様なんだ!」「お前の思考力はさぞ素晴らしいのだろうが、」などとコミュニケーションが破綻してしまいますから注意。例えそう心で思ったとしてもあまり言葉にしない方が無難でもあるデリケートなゾーンです。

 逆に相手からの大切な質問や状況説明をうわの空で聞いてしまい、十分に理解できず曖昧で無気力な返事を返してから、「ヤバイ!いい加減な返答をしてしまった!」「恐らく、今の返信に失望しているだろうなぁ、なんとか挽回せねば!」などと後手に回るケースもしばしば。しかし、そもそも「思考力と論理力」ってどうして鍛えればいいのか、いや、それ以前に「思考力と論理力」ってどんな「能力」なのか?という疑問に最近、ぶちあたった。

 その言葉を学校で習ってからすでに確実に30年以上経過しているわけですが、さて、「思考力」とは具体的にどんな能力なのだろう?「論理力」とはどういうケースで機能・作用しているのだろう?という疑問に対して自問したところ、曖昧で抽象的な結論・解答しか出てこなかったことに愕然とした。

 日頃から会話で普通に使ったり、企画書の資料作成には使っている言葉なのに。そこで、自分自身の「思考力」と「論理力」をテストしようとある問題集を購入した。その中の問題を一部紹介します。「思考力」と「論理力」の問題です。

 いずれも2分以内に正解が出れば、IQ(知能指数)は130以上ということでした。まぁ、時間制限はテスト問題ゆえの制約ということで気にせず、挑戦してみました。結果、2分ぐらいはかかってしまいましたから、IQの基準から言えば130に少し足りないという結果でした。ちなみにIQ100が絶対的な平均値であり130という数値は平均値りも30%高いゾーンだということ。勿論、年齢差があるのですが、「IQ=130の人口は全人類の0.5%程度」という検索結果もありました。しかし、IQは学力とは違う能力なので、あまり気にしなくてもいいと言うものの、テスト問題に登場してきた基準だけに、モチベーションの根拠にはなりました。

 さて、問題はこうです。問題集から抜粋します。

 まず、「思考力テスト」です。

 ここに二つの砂時計があります。ひとつは7分用、もうひとつは11分用です。この二つを使って27分を計ってください。

 という問題でした。

 二つ目、「論理力テスト」はこんな問題でした。

 「二人のうそつきは誰だ?」という問題で、下記の6名の言葉から犯人を推理する問題です。条件として二人の犯人は嘘をついている。それ以外の4名のうち2名はいいかげんなことをいう調子者で嘘も本当も適当に言っている。そして、残りの2名は本当のことを言っているという前提です。6名の言葉から犯人を推理してくださいという問題でした。

サナエ 「私かマサトのどちらかが犯人ということね」

カズキ 「ボクは犯人だ。だから知っている!ショウは犯人じゃないんだ」

マナ  「カズキは犯人だわ」

ユイ  「犯人は男女1人ずつよ!」

ショウ 「ユイは犯人じゃない」

マサト 「ボクが犯人だとしたらユイも犯人ということになってしまよ」

さて、誰と誰が犯人でしょう?

 しかし、気まぐれにコンビニで買った¥580の本でこれでだけ楽しめるのですから、魅力的で有益な書籍を企画して商品として制作するって大変な作業だと思います。

 正解よりも、この問題を解きながら「思考力」と「論理力」を再認識し実感できたことにとても価値を感じました。