バルサ

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 昨晩、綾瀬はるかちゃんの「精霊の守り人」というドラマの第1回目を観た。優しいクローン役から一転、このヒロイン役には仰天しきりである。NHKが創り上げたファンタジー、この第一印象から大河ドラマの二番煎じかなと思いきや、第1回目を見終わって感じることは、かなりの「良い違和感」と「タフな物語」だと期待にひとり膨張している。

 「良い違和感」とは、少し、曖昧で独創的な舞台物語の設定をしているのにも関わらず、登場人物が生々しく、逞しいという印象で、違和感という表現は決して適正ではないかもしれないが、他に適正な例えが浮かばないぐらい「良い何か」を今後の展開に期待している。そんな物語の始まりだったからだ。

 「タフな物語」とは、精霊の設定である。「精霊」と言われて、「守り人」と言われて、最初に連想したのが、やはり、空想の世界の産物で、非現実的な夢物語で終始物語が進みそう?という不安が浮かんでしまうのだが、実際、1時間第1話を観た感覚では、それぞれの主要登場人物がこの物語の舞台設定の中で、それぞれの思惑を抱え生きているという、その「生き方」に共感を覚えたからだ。これは観る人のイマジネーションとコンセントレーションに依存する部分かもしれないが、「綾瀬はるかちゃん主演だから」とか、「またまた、藤原さんが新しいヒール役で怪演の予感があるから」という物語のパーツの部分ではなく、「精霊を守る」という物語の奥深い、分厚い骨太のメッセージを感じられ、その部分がイマジネーションとコンセントレーションを強く刺激したのだ。

 物語を紡ぐ上で、そのベースとなる設定や登場人物の設定はさることながら、経済観念や精神的な通念・常識・セオリーがとても大切である。何故?つくり手はこの設定を選択し、このような状況を生み出したのか?それを紐解くコマが主人公であり脇を固める登場人物である。

 「精霊の守り人」で検索すると、どうやら原作はマンガ作品だったようで、この番組を見るきっかけが
新聞の数行の記事だけだっただけに、それだけの情報で、「綾瀬はるかちゃん主演の新ドラマ」という部分だけで食いつき、出会えたわけですが、一度、この原作も入手してみたいと思っています。

 飛び道具が発明される前、火器が開発される以前、最強の武器は「槍」だった。刀やナイフと比較して、手にあまらない、一人の人間が制御できる最強の武器である。その達人とくれば、必然的に時代背景もおぼろげに見えてくるし、刺客の武器や武術を観た上で、この物語に蠢く悪とは、さて、どこまで生粋の悪として展開していくのだろう?という期待が膨らむ。まして、その俳優が藤原さんである。

 あと21話。かなり期待は大きい。