アナログとデジタル。

 デザインの仕事で印刷物はアナログですし、WEBサイトはデジタルコンテンツです。双方のつくり方もアナログツールとデジタルツールを併用していますし、自分自身、どちらが効果的かについてはケースバイケースで臨機応変に使い分けています。

 では、成果を生み出すという視点でアナログ的なアプローチとデジタルツールの使い分けはどのように決めているかという部分ですが、この部分、未だに明確な理由・根拠はなく、アナログツールでしか表現できないモノとデジタルツールでしか表現できない、生み出せないコンテンツが混在していて、独自の曖昧な理論理屈と直感で使い分けています。

 一番やってはならないのがこの判断の場面での「思い込み」です。昔ながらの方法で職人的なつくり方をするためにはアナログ的なアプローチでとか、一般常識・セオリーではこのコンテンツはデジタルツールだから当然、専用ソフトを使うと思い込んでしまうと、新しい表現は生まれませんし、効率も手順も平凡になり想定外の伸び代もサプライズ的な鮮度の高い発見もありません。

 ある意味、「思い込み」は長年培ったノウハウやテクニックでもあるので、どうしても固執してしまう傾向はあるものの、やはり、アナログかデジタルかという判断の場面において、直感的に「組み合わせたり」「変換させたり」「見切ったり」する意識が必要なのです。

 長年、デザインの仕事に取り組んできているので、頭も心も魂も(身体も技も!?)固まっています。そして、「思い込み」だけで成果を生み出し、安易に満足してしまう自分もいます。

 では、この「思い込み」を良い感じで壊すのはどうすればいいのか?ただ、闇雲に壊し、致命的で非効率な仕事になってしまえば、本末転倒です。「思い込み」を崩し、新しい発見・探求のベクトルで進化するためには、「前を向く」「頭を上げる」「止まらない」ことを意識し行動するしかないようです。

 中国では淡々と自分の世界を築く人を「活人」とよんでいます。

 まだまだ、なんとなくの感覚ですがこのテイストが私はベストのような気がします。

 やはり、歴史のある国には多くの価値ある意義ある言葉が残っています。

 このテイスト(捉え方)、仕事に活かしたいですね。