英語のスパムメール。

 最近、よく来る英語のスパムメールを自力で翻訳している。常識で考えれば、「あっ!また、どこからか英語のスパムだ!」で、即、ゴミ箱行きなのだが。

 当然、日本語のスパムも到着しているが、意外と読むように心がけている。決して敬遠することなく、曖昧で根拠のない不誠実な文面ではあるが、そんな一見価値のなさげな文章の中にも、書き手の狙いや語彙のチョイスがあるから、その感覚を分析しようとする狙いだ。よくよく読めば、曖昧な文章でも書き手の人間性や気質が文章の中に潜んでいる。

 むしろ、こうなってはいけないという悪い事例としては非常に有効だと捉えて。

 そんな中、英語のスパムも読み込んでいくと、長文の中に書き手の人間性が感じられる一文があったり、個性的な引用や比喩があるから、意外と楽しめる。単語の練習にもなるし、駄文も少ないことが多い。とても良い(悪い!?)サンプルなのである。

 英語力を上げるために、「英字新聞を読め!」などというアドバイスがあるが、実際、どこで買うのか分からないし、英語のサイトをぼんやり眺めていても気持ちが入らない。ならば、わざわざ送ってきた一見うっとおしい英語のスパムでも、捉え方、視点を変えると意外な活用方法があるのだ。意外と楽しいです。