「オノマトペ」って侮れない。

 「オノマトペ」とは擬音語・擬態語・擬声語です。

 パタパタとか、ドキドキ・コツコツなどの状況や心情を表現する語彙です。

 英語や他の外国語と比較して、日本語にはこのオノマトペ表現がケタチで多いらしい。その理由は日本語の比喩表現・引用表現が複雑で言語としては非日常的で、文章としては趣があり、体裁が良い表現でも、言葉にすると小難しくなる。それを代用するために使われているのが「オノマトペ」。

 しかし、表現力があるからと言って、会議や然るべき状況で、パクパク・ビンビンとか言ってしまうと品格が下がるし、それを使うことでより伝わると判断しても控える状況です。しかし、口語がブログやSNSに多様されるのは、やはり、読み手に伝わるから。その効果や作用は決して侮ることができません。小難しい、難解な文章よりも、さらりと感覚的にシンプルな文章を心がけることが読み手に対する誠意となる場合も多いのです。

 しかも、この「オノマトペ」の活用術として、介護や認知症の現場でのコミュニケーションにとても有効で、実際、理屈には叶っているが、小難しい言葉を使って相手の理解に至らず、コミュニケーションが成立しないよりも、「オノマトペ」を多用し、しっかりとニュアンスやフィーリングを伝える方が治療や介護の場面では有効だそうです。

 英語や海外の言語と比較して、日本語の「オノマトペ」の数は10倍以上。英語の場合は300程度なのが、日本語では3,000近くあるらしいです。言葉って、文章って、使い方が難しいです。リズムやテンポやトーンやイントネーションでも伝わり方が変化しますし、勢いだけでも伝わらないし、丁寧に慎重に誠実に理屈を並べてもドンビキされる場合もあります。結局、空気や間合いを読める人が適正な成果を生むのですね。