急いで…。

「急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。」という書籍がある。

 その書籍の構成をネットで確認すると、さほど食指は震えない。

 唯一、「急いで」というフレーズをタイトルに入れているセンスに心が反応しました。

 つまり、現代は「ゆったり」「ボチボチ」「のんびり」ではダメなのだ。比較的、私はせっかちである。カミさんや大学時代の友人に言わせると「比較的レベル」ではないという評価になるのだが、自分ではこのスピード感がちょうど良いと感じている。確かに「迅速」「テキパキ」というニュアンスではなく「そそっかしい」「軽率」「荒い」タイプだと言われ続けてきた人間なので、「急いで」というフレーズに心が反応してしまったのだろう。

 さて、「急ぐ」というニュアンス、どの程度急ぐのだろう?参考までに、家族で大阪に出かけますという状況で、各々が準備をする。だいたい出発時間は午前9時と決めている状況。私の場合は準備を整えて8時45分頃に車に乗り忘れ物がないか、また、車の汚さを家族に指摘されないかと気が付いた部分の泥を拭ったり、車内が臭くないかなどゴミをチェックする。すると、二人の娘がその5分後ぐらいにやってくる。そして、10分前ぐらいには3名は車の中であと1名を待つ状態。当然のようにカミさんは来ない。「トイレに行っていた。」「忘れ物をチェックしていた。」「どこかに電話していた。」という娘からの報告を聞きながら車の中で待つ。そして、出発予定時間の9時になる。当然、カミさんは来ない。まぁ、この程度なら日常茶飯事なので私も娘もイライラなどせず普通に待っている。5分経過して、ぶつぶつ言いながらやってくるカミさん。「雨が降るかもしれなから全部ドアを閉めてきた。」とつぶやきながらシートに座る。すでに私と娘達はニヤけている。「忘れ物はないよな?」と確認すると、「あっ!トイレ行くのを忘れた!!」と急いで家に戻るカミさん。

 どうやら、一生で使える時間は皆、公平ではないようだ。

 だから、何事も急がねばならないのです。