AI人材。

 最近、新聞やネットで「AI人材」という言葉がよく目に止まる。AI人材の仕事とは、ただ、コードを書くだけではなく、「物事や状況をかみ砕いて(AIが)経営に必要だと分からせる、しかも具体的にこういう手段がありますよと、方向性を求めている人に正解を伝えることができる人材」のようです。

 ポイントはエンジニアという業務の枠を超えて、AIを活用して何ができるかを分かって、かつAIを用いた課題発見・課題解決の実現まで構想・設計できる人材が「AI人材」なのです。

 ということはまず「エンジニア」の知識とテクニックが必須であることと、総合的な問題解決能力が連動していること、そして、この時代にヒトが何を求めているかについて自分なりの答を持っている人材となるのです。

 そんなマルチな知識と経験とテクニックを持っているヒトがいったい世界には何人いるのだろう?ある調査ではその数は30万人で、アメリカとインドと中国にその人材は集中しているらしい。人口比率からその割合は納得できるが、古い経済構造や組織構造に縛られている国ほどこの取り組みが遅く、どうやら、世界の技術革新に対してどの程度反応できる気質がある国民性か?という部分も重要なポイントらしい。当然、日本は世界的にみてもこの意識が希薄で未だに古き良き「モノヅクリ」や古来の「和の文化」に固執している傾向が強いらしい。変化を受入れ新しいニーズにリアクションしその知識とテクニックに見合った代価を得たい場合は、働き場所を海外に求め有能なヒトは海外に出てしまうという悪循環が起こり始めている。結果、国が空洞化し残飯を漁ることに凌ぎを削ることなる。この危機感を適正に行動に移すためにはどの部分をどこまでチューニングすればいいのだろう。非常に大きな課題である。