商いの心

 誰もが、とことん、ネット内のビジネスモデルをスマートに極めようとしている。天文学的な加速度でCPUの演算能力が進化し、AIが人間の存在をその中に閉じ込めようとしているような印象だ。実態はそんな悲観的ではないのだろうし、詳細を理解していないからそんな疑心暗鬼になってしまうのだろう。でも、実際、ビックデータの活用から生まれるビジネスモデルのゴールは人類に本質的な幸福感を齎してくれるのだろうか?いや、齎してくれると期待したい。

 一方で、アマゾンが実店舗の重要性や対面販売や「体感」「体験」という言葉に最近は注目しているらしいという情報がある。つまり、古今東西の「商いの心」の重要性へ回帰しているのだろうという印象だ。結局、商いはそこが原点だ!というホームポジションの再認識。

 商いの古典を紐解けば、数多の偉業の根源を知ることができるが、文面を追うだけでは実体験には程遠い。いくらタブレットでその古典を知ったところで「分かった!」以上の実体験はできないのだ。実際、クラウドやアプリを活用したビジネスが群雄割拠の中、つくるヒトも受け取るヒトもなんとなく「実はこれじゃないかもしれない」という違和感があるはず。というか僕は確実にある。頭で理解しつつも心は受入れられない何か。VRコンテンツも刺激的だが、やっぱり「嘘(仮想)」は嘘なのだ。

 恐らくそのゾーンに「商いの心」のメートル原器が存在しているのだろう。

 やはり、レイチェルの瞳はグリーンなんですよね。