VUCA時代到来。

「VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。」とのこと。

 「VUCAはもともと1990年代にアメリカの軍事領域において用いられてきた言葉で、一言でいうと「予測不能な状態」を意味します。昨今、経済、企業組織、個人のキャリアにいたるまで、ありとあらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増し、将来の予測が困難な状況にあります。そんな中、2010年代に入って以降、世界の経済界各所で「VUCAの時代」が到来したといわれるようになりました。2014年、ASTD国際大会にてVUCAは注目を浴びました。「チェンジ(変化)」にフォーカスが当たったこの年、VUCAは多くのセッションで登場しています。2016年に入って以降もWEF世界経済フォーラム(ダボス会議)やIMD国際経営開発研究所主催の講演でVUCAは数多くのビジネス界の著名人に取り上げられ、「VUCAワールド」という言葉が頻出しています。現代ビジネスは本格的にVUCA時代に突入したといえます。」という情報がエンジンで容易にヒットします。

 しかし、私は「到来」というニュアンスはちょっと違和感があります。恐らく「到来」とすることで言葉の鮮度や注目度を高めようという意図が感じられますし、むしろ、「不確定で予測不可能」な状況が自然であり、この世の中が予測可能だと思い込んでいる姿勢や思考の方が危険です。だから、本質が見えていれば「VUCA」という概念が改めて押し寄せてきた大きな波だと捉えることの方が不自然だと思います。

 ま、世の中の地球上の経済の流れを動かしている人たちの間でこの概念が注目され、共有されているのは素敵なことです。