カラーグレーディング

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 この写真はGH5でナチュラルモードで撮影した写真をフォトショップで加工しています。GH5での撮影時にもシャープネスとコントラストを下げて、ノイズリダクションを少し上げています。その写真をフォトショップで開いて、コントラストを少し上げて彩度を下げてから、色調補正のレベル補正で少し色相をブルー系に寄せています。シャープネスや他のトーンカーブなどは変更していません。

 最近、テレビCMでも特に海外企業のCMはカラーグレーディングがしっかり調整されていて印象的な色調になっています。一方、テレビドラマでも当然ログ撮影してラットをあてているのでしょうけれど、ドラマの内容とグレーディングがマッチしていない絵作りも多いです。色調を整えるにしても、映像や動画のコンセプトとマッチしていないと、ちぐはぐな絵になってしまう。印刷物の場合も同じなのですが、映像ほど色調補正を意識しない方がいい場合が多く、よほど特殊な撮影状況でない限りRAWで撮影することはありません。ただ、F値・ISO・SS(シャッタースピード)の3大設定値は撮影状況に合わせてしっかり制御しなければなりません。特にF値の調整はモチーフと背景のボケ足を適正化する目的なのですが、自然光では光量が多いのでF値を絞る場合はNDフィルターを使いレンズに入る光の量を適正にしてから調整する必要があります。写真の品質を決めるのはデータサイズやプログラム機能やピントエリアの吟味ではなく、カラーグレーディングと「F値・ISO・SS」の使い分けで決まるようです。当然、レンズもマクロ・広角・標準・望遠・シフトといろいろあるので、どのレンズを選択するかも重要です。でも、絵づくりで特に意識したいのはカラーグレーディングだと僕は思っています。映像の場合、カメラーの初期カラーテーブルで撮影してあとは編集後にコントラストと露出とシャープネスを微調整する程度で仕上げてしまう傾向が一般的に強く、いろいろなモニターで動画を再生した場合に統一性がなくなります。特に最近はスマホで動画を再生されるケースが多いので、撮影の段階からしっかりとグレーディングを意識したいです。