東京藝大。

 「入試倍率は東大の3倍!卒業後は行方不明者多数?やはり彼らは只者ではなかった。全14学科を完全制覇!非公式「完全ガイド」誕生。謎に満ちた「芸術界の東大」に潜入した前人未到、抱腹絶倒の探検記」というテーマの「最後の秘境 東京藝大~天才たちのカオスな日常~」という著書がある。新聞広告面には「え?卒業生の半分は行方不明」「怒涛の19万部(累計)」というなんともインパクトの強いフレーズが目白押し。その東京藝大へこの著者、二宮敦人さんは「探求」というアプローチでその奇想天外さを一冊の書籍にされたのだろう。

 この書籍についてアマゾンページのレビューを読むと、行方不明!?のひとりが結構冷静にコメントしていたり、卒業生の妻を見る目が少し変化しましたなど、とてつもなく興味が沸くコメントがある。しかし、このタイプの本を買って読んでしまうと、傾向として落とし穴に落ちる。テーマが芸術だけに、一度は自分自身も入学を検討した大学だけに、穴の深さが想定以上に深い可能性が高い。しかも、卒業して少しずつ判明してきたことなのだけれど、「大阪芸術大学」も結構、一般的には「秘境」だと捉えられているのだ。在学している時は気が付かなかった世間の「色眼鏡」が確かに存在することも多少は実感としてあるので、その感覚が東の日本の最高峰(秘境)「東京藝大」ともなれば、それはそれはそれ相当の「秘境」なんだろうと推測しています。

 その存在を「秘境」に例えたこの著者の感覚が素晴らしい!

 僕も「西の秘境」のお話を本にしてみようかな。ヘビーな本になりそう。