ブリーチバイパス。

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 このテイストは「銀残し」と呼ばれる、フィルムカメラ時代から使用されてきた表現手法で、色あせたような色合いと極端な高コントラストが特徴。独特の乾いた感じの風合いが表現でき、ハリウッド映画などが好んで使用する表現手法です。英語では「ブリーチバイパス(Bleach bypass)」と呼ばれています。

 実際、アドビで購入したイメージ写真をフォトショップで開き、まず、トーンカーブでかなり極端なコントラストに変更し、彩度もかなり落とします。あとは、トーンカーブや色調補正で色相を「イエロー系」に寄せています。

 私のカメラテクニックは完全無欠の「独学現場仕込み」なので、基本的な知識はありません。ただ、この仕事を始めた23歳の頃から、お世話になったデザインスタジオ様が比較的少人数小規模だったので、いろいろな仕事をさせていただく機会があり、その時にマミヤの67で商品撮影の基本を習得してから、独学で35mを購入して様々な仕事で写真撮影に取り組んできました。東京でも大阪でも滋賀でも写真撮影をプロのカメラマンさんに発注する際、商品写真でも施設撮影でもモデル撮影でも常にそばで撮影風景を見て、ディレクションしながらカメラマンさんのテクニックを盗んだというちょっとずるい姿勢で習得しました。映像撮影も同じで、仕事の度にカメラマンさんにネホリハホリ聞きながら、自分でもカメラを購入して知識と技術を習得しました。写真撮影の基礎知識としては「F値」「ISO」「S.S.」のマニュアル設定とカメラの機能性、そして、カメラの画像受信部分のスペックの特徴さえ理解していれば、あとは現場のインスピレーションだと思っていますし、写真は撮影後、そのまま使うことは絶対しません。フォトショップで徹底的に調整を繰り返して、印刷したりWEBサイトで使ったり、放送用(映像はA.E.とPR)に加工するので、この一連の流れがあるからこそ、カメラ(写真と映像)はできるだけ直感的に使うよう強く意識しています。ま、偉そうなことを言っていますが、当然、何回も何回も何回も流した冷や汗の賜物であることは、クリエイターの皆様ならご理解・ご共感いただけると思います。