solace(ソラシエ)。

 映画「ブレインゲーム」の原題は「solace」である。直訳すると「慰め」「癒し」となる。DVDをレンタルして2回、購入してから4回観た感想なのですが、「ブレインゲーム」という邦題がしっくりきません。やはり、原題の「solace」がしっくりくる感覚です。

 ではなぜ、日本でこの映画を認知させるために、DVDを販売するために、タイトルを「ブレインゲーム」に変更したのか?恐らく「solace」では映画を劇場で観たいという方やDVDを購入したいという方に訴求できないと誰かが判断された結果なのでしょう。物語のタッチやテイストから判断し、分かりやすさの点では「ブレインゲーム」はありだとは思いますが、この映画を観た方には少なからず違和感があったのではないだろうかと思っています。「ブレイン」という言葉は「頭脳」ですから、「solace」と比較するとインパクトも強いでしょうし、理解されやすさの点でも有利です。でも、英語圏以外のエリアでは恐らく「ブレインゲーム」ではなく、「solace」で訴求・販売されているケースが多いはず。原題と邦題の印象に対する違和感は言語の違いや文化の違いに関連しているのでしょうけれど、もう少し、原題を変換する時に映画のテイストや構成を意識して、ある側面だけを重視してタイトルをつけるのは、少し安易じゃないのかなと感じました。逆にレンタルコーナーで「solace」というタイトルで、DVDのジャケットデザインを観ただけで興味が沸いたのだろうか?と考えると、「ブレインゲーム」は良いタイトルだと思いますが、観終わってから違和感が残りモヤモヤしてしまい、自分自身の感覚に何か欠陥があるのかなとさえ感じてしまいました。

 どんな作品でもタイトルを付ける作業ってとても難しいです。