ソフトウエアの機能数。

 「ソフトウエアを使いこなす」という目的で日々リサーチを繰り返し、試行錯誤を繰り返しておられる人は多いはず。

 なんせ、ネット情報には使いこなした結果だけが魅力的に輝いているからだ。「この表現はどうしてつくるのですか?」「このソフトウエアはどういう手順で使うと効率的なんですか?」「他のソフトウエアとのデータの互換性について教えてください」という質問をよく頂きますが、なかなか、ひとことで短時間で質問に答えにくい。何故か、機能を活用する順番は無限のパターンがあるからだ。しかも、HTML関連になれば、ローカル環境だけで解決できない問題が多い。つまり、契約しているレンタルサーバ会社の機能やダウンロードしてくるプラグインや各種プログラムとの相性、そして、目的の表現を見極めなければならないからである。僕はプログラムの専門家ではないし、PHP言語を0から書ける知識も技術ももっていない。だから、断片的な知識を自分なりに組み合わせて目的の成果を達成しなければならない。そのためには実際、自分で制作環境を用意してつくってみるしか方法はないのです。何回も何回もエラーになり、問題点をプログラムの中に探したり、同じ問題を抱えている方のブログ記事を拝見して解決策を見つける作業である。

 単純に「ソフトウエアを使いこなす」とはソフトの基本的な機能と手順を覚えて、それを繰り返すだけではないのだ。僕はビジネスソフト系に長けていないが、実際、設置している成果物を30分ほど使えば大体の設計内容は理解できる。どの画面とどの変数が関係していて、どういう機能が設定しているか、などである。

 しかし、グラフィックデザインやWEBサイトや映像コンテンツを作成する専門的なソフトウエアはそう簡単に流れが設計構造が見えてこない。作業を開始して保存するまでなら、その行程はすべて「ヒストリー」に記録されているが、一旦、SAVEをかけて閉じてしまうともう分からない。専門家ならどこかのメタ情報を解析してその行程をすべて確認できるのだろが、そこまでの知識と技術を習得する時間はない。

 ちなみに、映像制作で長く(約15年)使っているアドビの「AFTER EFFECTS」。バージョンは「3」ぐらいから使っている。現在は「CC 2018」を頻繁に使っているが、単純にソフトウエアを起動した時の上部のメインメニューをプルダウンすると合計221個の機能が用意されている。しかも、それぞれサブメニューに分岐するので、恐らくだがメインメニューからだけでも2,000個近い機能数がある。また、実際のオブジェクトに適用する「エフェクト&プリセット」という機能があるのだが、メインフォルダが24個、サブフォルダが20個、さらにその中にサブフォルダが30個用意されている。つまり、24×20×30=14,400となる。これは概算だけれど、約1万個以上の機能が「エフェクト&プリセット」には用意されている。実際、僕が過去にこの中から使った機能は約200程度だろう。時間があればこれらの機能をすべて使ってみてYT動画を制作すれば、皆さん観てくれるだろうが、なかなか、仕事をしながらこの探求を繰り返す時間はつくれない。

 ま、A.E.ほどではないが、当然、「イラストレーター」「フォトショップ」にも同じぐらいの機能数があるのだから、「ソフトウエアを使いこなす」って、途方もないレンジ(幅)と選択肢があるわけです。ほぼ無限のこの選択肢から、どのようにして最適ルートを見つけるかはつくり手のモチベーション次第なのだ。いずれも高価な専門ソフトウエアではあるが、よくこんなソフトウエアをアドビの人達はつくったものだ。あきれる。

 だから、使わせていただいている側とすれば、この機能を駆使して「あきれる成果」を生み出さねばならないと日々、試行錯誤に取り組んでいる。