ラグビーロス。

 「ラグビーロス現象」について、確かにこの世の中の声に心から共感してしまいます。盛り上がり過ぎるというのも反動が大きい(深い)という実感です。自分自身、中学高校と野球をやっていた人間ですが、体育の時間や部活の終わりにラグビー部の友人とラグビーの真似事をして遊んでいたり、弟がラグビー(No.8)で花園に行っているので、ラグビーは学生の頃から大好きなスポーツでした。だから、前回の南アフリカの勝利あたりから、「あれあれ、日本代表チームって凄いのかな???」という予兆のような印象があり、それがマグマのように地中でグツグツしていました。それが、開幕と同時に大噴火した実感です。で、優勝した南アフリカに敗れたものの、初のベスト8進出には心がとことん揺さぶられました。しかも、それぞれ個性的な日本代表チームの面々をテレビで観る毎に、彼らのラグビーに対する愛情をさらに知り、日本ラグビーの奥深い魅力の虜になりました。しかし、44日間の熱戦が終わり、焚き火に水をかけたような状況です。まだもう少しラグビー応援の炎をキープしたかったという実感です。ああ、4年後なのか・・・と。

 しかし、このワールドカップが残した実績は巨大です。台風の影響で3試合が中止になったり、それぞれの会場で小さなトラブルが発生したようですが、各国のサポーターの皆様と日本のファンが一体となる、ラグビー独自の一体感が会場を日本全体を呑み込んだ44日間だったのです。確かに「ラグビーロス」の影響は大きいと思います。ベスト8が決まったあのノーサイドの瞬間、テレビ視聴率が41.6%って!この数字以上に日本のファンは心を奪われたということです。これで従来のラグビーファンや関係者とこのワールドカップでラグビーの魅力を知ってしまったたくさんのファンの皆様が、日本のラグビープレイヤーに対する愛情を注ぎ続けていくことでしょう。

 ますます、2020年に向けてのカウントダウンがヒシヒシ・ジワリジワリと始まったということです。他のいろいろなスポーツ・競技もしっかり盛り上がっている印象です。ただ、ひとつ、メディアの高い(過ぎる)注目度・期待度に反し、世界レベルでの成績結果が大きくずれているあのスポーツ以外は。結局、努力は成果に比例するんですね。だからスポーツは人気が出るわけです。何事も努力の賜物なんですね。フワフワした表面的な人気だけじゃ、人は反応しないんですね。それが今回のラグビーワールドカップ2019で証明されました。